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高嶺の花に会いに行こう②@北岳 2017.06.23(金)~24(土)



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高嶺の花に会いに行く第二部のスタートです。

第一部の記事へはこちらからどうぞ。





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14:00、肩の小屋に上がり込み、特等席を陣取った。


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お、良く働くね。
感心感心。


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おつかれさま。
乾杯!


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働くT氏の恨めしそうな視線が申し訳なくて実に良い気分で酒が進む。
夜になったら一緒に飲みましょう。


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小屋は空いており、小屋泊のNさんは快適な環境を喜んでいた。

ちなみに私、小屋に泊まったのは一度だけ。
台風でテントが飛ばされかけ、オーナーに強制収容されたのは遠い昔...。



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16:00、息子くんに夕飯を食わせるため我が家に戻る。



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この日の私は頑張った。
広いほうが良いと言うので4人用の幕を担ぎ上げ、生米を炊いて肉を焼いた。



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そりゃあ美味かろう。
丸川鍋で炊いた飯に間違いは無いのである。



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残念ながらガスが多く夕日は駄目だった。



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19:15、T氏の仕事終わりを待って再び小屋にお邪魔する。



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土産の酒を渡して晩酌を楽しんだ。



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4:00起床。
外気温+4℃の稜線でその時を待つ。



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04:23、金峰山から朝陽が昇る。



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一緒に見るご来光は久しぶりだね。



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3010m3000mで迎える朝はやはり格別だ。
登山をしていなければ出会うことのできない景色、そして、出会うことの無かった仲間たちとの時間を楽しんだ。



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06:10、身支度を整え山頂へ向かう。



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本日の行程は、山頂を越えキタダケソウの群生地をピストンして下山する計画である。
八本場を下りで使うことに不安があったからだ。



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天気は上々。
用意しておいた予備日は消化せずに済みそうだ。



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順調に進み、程なくして両俣分岐を越えた。

あれが間ノ岳であれが北岳山頂だよ。



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山頂が間近なことがわかると、例によって息子くんがダッシュした。



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06:50、二度目の北岳登頂おめでとう!



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みんなもおつかれさま!



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私には楽しみがあった。
前回息子くんと登った際に撮影した肩車の写真をFBのプロフィール画像に設定しているのだが、それを更新しかったのだ。

撮影はもちろん変態高校生Sくんに頼むことにした。
彼はプロ顔負けの素晴らしい写真を撮るのである。



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Sくんありがとう。

それにしても...こいつの足はなんでこんなにも長いんだろう。
最近ではほぼ身長も追いつかれ、股下は彼の方が明らかに長い...。

3回目のプロフィール更新は担ぎ手が逆転してるんじゃなかろうか。



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しばし貸し切りの山頂で各々の時間を楽しんだ。



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何度訪れても素晴らしいと感じることのできる眺望だ。
累々と連なる峰々が天空のスカイラインを引いている。

さて、そろそろ高嶺の花に会いに行きますか。



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間ノ岳方向へ標高を落とす。
雪は少なく雪上の注意すべき通過点は一箇所だけだった。



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分岐から八本場方向へ向け更に下げ始めると、遂にキタダケソウが現れた。
開花から間もないため、痛みも無くとても良い状態だ。



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初めて見るキタダケソウにみんなが目を輝かせている。
この下に行くともっと咲いてるはずですよ。

トラバースにある群生地を目指し、下り始めた時だった。



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登山者が登って来たので挨拶を交わすと、突然名前を呼ばれて驚いた。

立っていたのはFさんだった。
彼女は南アレンジャー、広河原インフォメーションセンター勤務など、長年に渡り南アの自然にどっぷりと浸かり関わりながら生計を立てているやや頭のおかしい変態素晴らしい人だ。
講演会などでも「南アルプス愛好家」という変な肩書で活動しているのでご存知の方も多いことだろう。
当ブログへもちょいちょい登場するようになるので詳しいことはまた別の機会に書きたいと思う。

それにしても息子くんよ。
そういう目で親を見るのはいい加減止めにしてくれないか。



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トラバース分岐から群生地へ入る。



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すると辺り一面山肌を覆い尽くさんばかりの白い花達が出迎えてくれた。
今まさに満開の時を迎えたキタダケソウだった。



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早い時期ならばハクサンイチゲが混ざることは無い。
見渡す限りの全てがキタダケソウだ。

ただただ見事な光景だった。



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大撮影会を開始する。

北岳山頂部南東斜面の生育地38.5haは「北岳キタダケソウ生育地保護区」として指定されている。
ロープ内に入るのはもちろんの事、万が一にでもキタダケソウを踏んでしまった場合には多額の罰金が課せられる。

望遠などを持ち込むと良いだろう。



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これだけ素晴らしいタイミングは久しぶりだ。
梅雨時に花季を迎えるため、青空の下で満開のキタダケソウに出会えたのは過去2回しかない。



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無事目的の高嶺の花に出会うことができた我々は揃ってほくほくだった。
さあそろそろ戻ろうか。



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登り返していると黒いものT氏が降りてきた。
休憩時間を利用して、またしても我々を迎えに来てくれたのだ。



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そして本日二度目となる山頂で再び撮影を楽しんだ。



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今日は土曜日。
見下ろした大樺沢にはたくさんの登山者達の姿があり、どの小屋も大入りだったようだ。



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私にとっての北岳は山の原点だ。
多くのことをここに学び、多くの出会いを私にくれた大切な一座である。



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北峰に立ち、手を振るT氏もその一人。
彼の人生の転機には、いつもこの山があったのだそうだ。



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さあ、名残惜しいけれど下りようか。



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小屋まで降りてくると再びFさんに会った。



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まだ時間も早かったため、ぷしゅっと開けた。



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やはりT氏の働く姿を肴に飲む酒は格別だ。



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ありゃ、お久しぶりです。
もう八本場から登って来ちゃったの?

この時期は知り合いだらけだなぁ。



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お世話になりました。
また遊びに来ます。

T氏よ、二度の出迎えありがとう。
次の下山日にはどこかに登りに行きましょう。



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12:10、下山開始。



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標高2800m程から上は、ガスに飲まれたようだ。

この日を堺にしばらく梅雨空が続いたらしい。
この年、青空の下で満開のキタダケソウに出会うことのできた登山者はどのくらいいたのだろう。
私の仲間たちは、どうやら強運の持ち主であるようだ。



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さあ雪渓を下るよ。



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スタンディンググリセードで一気に滑り降りて振り返ると....

あれ?
息子くんが来ない。



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お前はじいさんなのか?

ここで転んでも怪我なんてしないってば...。
あんまりゆっくりしていると落石にやられるよ?

ビビリだなぁ。



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命からがら雪渓を抜けた息子くん。
思い起こせば、私にもそんな頃があったのかもしれないな...


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15:35、広河原山荘到着。


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Iさんただいま。
今回の北岳も最高だったよ。


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バスに乗るため吊橋を渡る。
あ~あ、終わっちゃった。


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仰ぎ見た北岳はガスに飲まれてしまい、別れを告げることはできなかった。
その後は下山の余韻に浸る時間も与えられず、いつもの様にタクシーへ強制連行され広河原を去った。

忘れ得ぬ思い出をくれた北岳と仲間達に感謝である。

今年(2018年)のキタダケソウは例年よりやや早く、既に開花の知らせが届いています。
状態の良いものは7月頭くらいまでが限界でしょう。

開通は6月22日の金曜日。
本記事より雪は少ないため登りやすい状態であるようです。
尚、今回ご紹介した大樺沢の雪渓ルートは橋の架け換え作業が入るらしく、開山のタイミングでは通行できない可能性が高いようです。
詳しくは白根御池小屋までお問い合わせ下さい。

初日の北岳は狙い目です。
快適な入山へのアドバイスをダイジェスト版に書いています。
山行計画の一助になれれば幸いです。



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そうそう、いつ記事にできるか全くわかりませんが、2018年5月の頭に北岳へ登りました。
3010mに建つ肩の小屋はしっかりと雪の下。
実に感慨深い素晴らしい思い出を、今年も既に重ねることができました。

くどいようですが、肩の小屋の標高は3010mです。
3000mとか言っている人とは口を利きたくありませんので悪しからず(笑)



今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。

おしまい。

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by yama-nobori | 2018-06-12 20:14 | 登山 2017 | Comments(0)
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