![]() 貫ヶ岳(かんがたけ)は、山梨県南巨摩郡南部町(旧:富沢町)にある標高897mの山である。 富士山の南西に位置しており、山梨県内では珍しい太平洋側気候となる。 このため気温が高く雨量が多い。 甲府の年平均気温13.9度に対し、南部は14.6度。 降水量は甲府が1055ミリであるのに対し、南部は2413ミリと、倍以上の開きがある。 このため貫ヶ岳では古くから林業が盛んである。 ![]() 高ドッキョウの登頂を終え、本日二度目となる樽峠まで戻ってきた。 7:35、この日二座目となる「貫ヶ岳」目指し東に向かって歩き始める。 ![]() 流石は県内最大の植林地である。 ![]() ![]() とにかく気になって仕方がないのが奴らの存在だ。 ![]() ![]() しかし太陽のおかげなのか、下草が刈り取られていたためなのかは分からないが、あれほどいたヒルを見かけなくなった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() それでもすっかり用心深くなった私は奴らの姿を注意深く探す。 うん、地面もベンチも大丈夫。 08:02、本日初めてとなる「まともな」休憩をとることができた。 ![]() ![]() 雲がなければ、駿河湾や伊豆半島なども良く見えるそうである。 左端に富士山が頭を出していたので愛鷹山などへの眺望も良いのであろう。 ![]() ![]() ![]() ![]() 登山道の両脇には高い笹が生えており不思議な雰囲気だ。 ![]() ![]() ここにもベンチがあったので再び腰を下ろす。 ![]() ガスさえなければ、とても大きな富士の姿を収めることが出来るのであろう。 右下の鋭利に尖った山は、先程も見下ろした「白鳥山」だ。 ちなみに、山梨百名山の中で最も標高の低い山はあの「白鳥山」だ。 そして一番高いのは言うまでもなく「富士山」である。 つまりこの場所からはその二座を眺めることができるのだ。 ![]() しかし相手は一匹。 冷静に対処し事なきを得た。 こちら側にはいないと勝手に思い込んでいただけに少なからずショックを受けた。 ![]() さて、貫ヶ岳とは実に不思議な頂だ。 樽峠からの通過点の標高は次の通りであり、貫ヶ岳の標高が最も低いのである。 おそらく見る角度によって、その頂が顕著なものになるのであろう。 今回の山行でそれを確認する場所はあるのであろうか。 樽峠(720m)~平治の段(937m)~十国展望台(900m)~晴海展望台(927m)~貫ヶ岳(897m) ![]() ![]() ![]() よって、アップダウンを繰り返しながら徐々に標高を下げて行く。 ![]() ![]() なかなか良い雰囲気だ。 ![]() ![]() 下草が刈り取られ枝打ちが行われている。 その労に報いるかのように木々は健やかに育っている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この山頂に展望は無い。 周囲は鬱蒼とした草木に覆われており、高ドッキョウ同様、腰を下ろす気にはならなかった。 ![]() 日差しが強く、とても暑い日であった。 この時期にしては記録的な猛暑日であったように記憶している。 9:00、立ったままの短い休憩をとり下山を開始した。 ![]() ![]() 流石は高温多湿な土地である。 ![]() 平治ノ段を過ぎた先にある階段からは、この日の最後に登ろうと考えている「篠井山」を見ることができた。 とても大きな山体をしている、以前から気になっていた未踏の一座である。 ![]() ![]() 早朝、ヒルから逃げるようにしてようやく辿り着いたのが随分と昔の出来事のように思えた。 しかし再び奴らの巣窟へ入って行かねばならない。 覚悟を決め、沢筋目指して歩き始めた。 ![]() そして体の総点検。 足元には、数匹のヒルが這い上がって来てはいたものの全く問題なし。 ![]() ![]() やはり雨上がりの直後が、最も活発に活動するのであろう。 ![]() ![]() もちろん居るには居るが、避けて通れるレベルであり一安心。 ![]() 行動時間は6時間20分であった。 ![]() そう、「スパッツ」と「登山靴」の内側の状況だ。 車まで戻り、乾いたアスファルトの上に立って身につけたものを外して行く。 まずはTシャツを脱いだ。 ![]() すると首元に血の跡がある... あまりの気持ち悪さに絞ったタオルで拭きまくる。 すると2匹のヒルがぽろっと落ちた...。 ううっ... 見えない背中にもいるんじゃなかろうかと、更にタオルでごしごしと擦る。 うん...大丈夫...。 ![]() 外してみると想像していた通り20匹くらいのヒルがうごめいている。 ![]() ![]()
by yama-nobori
| 2016-08-21 21:50
| 登山 2016
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