冬期小屋のスペースは、左手階段を上がった2階部分。 通常営業時の3分の1が開放されており、左右上下で20人程度まで利用させていただくことが出来そうです。 docomoは小屋の中でも使用可能なほど良好ですが、SBはNG。 その後は雪を溶かしてせっせと水を作りつつ、焼き肉で乾杯! とぉぉぉっても、美味かった! その後は何人かの登山者も到着し、最終的に総勢11名。 快適な人数で収まりました。 小屋の中は水が凍り始めるほど寒くなりましたが、テント内はダウンがいらないほど快適な温度です。 湯たんぽを抱いたK嬢は、小腹も満たされ気持ちよさそうに眠り始めます。 重たかったけれどテント担いできて良かったな。 独り小屋の外に出てみると、笊ヶ岳の頭が赤く染まっていました。 夕日の様子が気になったので、ツボ足のまま稜線まで上がってみることに。 しばし残照の景色を楽しみました。 御嶽山・中央アルプス。 聖岳。 明日は、茶臼岳・仁田岳・上河内岳に登頂し、更にもう一晩、茶臼小屋に泊まってから下山の予定です。 うん、何度来ても素敵な稜線だな。 明日が楽しみだ。 辺りが暗くなるほど長居してしまったので、ヘッデンを点灯して小屋へと戻りました。 鍋の完成と同時にK嬢が目覚めましたw この日もでっかい白菜を担いできたので二人してお腹いっぱい食べました。 O氏親子にもおすそ分け。 〆は卵を落として雑炊。 やっぱり冬は鍋が美味しいね。 我ながら、料理上手になってきましたな。 いいなぁ、こういう時間。 翌朝は、上河内岳に向け6:00スタートの予定です。 さ、早く寝なくちゃね。 やがて早い時間に茶臼岳に向かったソロ男性が、稜線上の風とガスに敗退し戻ってきました。 O氏親子も上河内岳を予定していましたが、このまま下山する決断を下したようです。 茶臼岳に向け出発する事を決めました。 O氏親子、楽しい時間をありがとうございました! またどこかの山でお会いいたしましょう。 ひと目だけでも稜線上の景色が見られるといいな。 感動的な瞬間が訪れました。 こいつは凄い・・・。 よし、どんなに風が強くても先に進もう。 きっと素晴らしい景色が待ってるよ。 雪は少ないですが、-15℃、風速22m/sの稜線は、紛れも無く厳冬期の冬山です。 右手の丘の向こうには上河内岳が僅かに見え始めました。 すんごい景色だよ。 さあ、茶臼岳に向かおう。 強い西風を受け、よろめきながら歩を進めます。 気持ちいいねぇ~。 標高が上がるにつれ、上河内岳が完全に姿を現しました。 これこれ、これが見たかったんだよ。 こいつは凄いや。 吹き溜まりになっているので70cm程の積雪があるようです。 さあ、行くよ。 2度目の登頂おめでとう!! 夏には単なる通過点だったかもしれないけれど、厳冬期の茶臼岳は素晴らしいでしょう? 南アルプスのBIG3(聖岳・赤石岳・悪沢岳)も見えてるよ。 仁田岳は少々手強そうだ。 久しぶりに笊ヶ岳へも登ってみたい。 国内60位の高峰「兎岳」(2818m)。 こちら側からみると、なんて迫力のある一座であろうか。 聖岳・赤石岳。 うん、もう満足だ。 風も強いし上河内岳は止めにしよう。 朝の天気が嘘みたい。 奇跡のような大展望だよ。 貸し切りの茶臼岳、また一つ最高の思い出ができました。 しかし低温で電源が落ちてしまい残念な結果に(^^; さあ、名残惜しいけれどそろそろ戻ろうか。 9:05、茶臼岳山頂をあとにしました。 後に知ったことですが、急速なガス抜けを見たO氏親子は、無事に上河内岳を登頂したそうです。 すんごいパワーだねぇw また戻ってくるよ。 あっ!お久しぶりです! 山岳ガイドの山田哲哉氏が主宰する、風の谷のパーティーの方々でした。 山の世界は実に狭いですなぁw 第三部へと続きます。
by yama-nobori
| 2016-01-15 08:50
| 登山 2016
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Comments(2)
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山の神
at 2016-01-18 06:15
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沢山の写真を懐かしく拝見しました。夏に上河内岳まで登りましたが、途中の亀甲状態の地形のところが印象に残っています。
最も,印象に残っているのは、下りの横窪沢小屋で飲んだビールが効いて、登り返しでとても息がきれて大変だったことです。 このことを何回も言うので、年を取るとおなじことを言うといわれます。
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yama-nobori at 2016-01-20 10:11
> 山の神さん
コメント頂戴しまして大変ありがとうございます。 亀甲地形から見る上河内岳はピラミダスで素敵ですよね。 雨の直後には「幻の池」が現れるんですよ(^^) 横窪沢小屋からの登り返し・・・、ほんときっついですよねw でもビール売ってたら、、、まあ買っちゃいますよww また遊びにいらしてくださいませ。
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