槍穂エリア・・・。 シーズン中には人が多く、観光地にしか見えないどうにも苦手な山域である。 よって、わりと長く登山を続けているくせに槍ヶ岳は1度のみ、穂高連峰は冬の独標にしか立ったことがない。 しかし、その周辺の山々には登っているから、嫌でもその険峻たる姿には惹かれ続けてきた。 穂高岳は連峰であるから、それぞれのピークには名前が付いている。 しかし、歩いてみないことには頭の中に地図が作れず、どうにも同定することができない。 情けない。 というわけで、もう二度と近寄らなくて済むように穂高連峰を総なめする計画を立ててみた。 新穂高~槍ヶ岳~大キレット~北穂高~奥穂高~前穂高ピストン~ジャンダルム~西穂高の周回である。 結論からいうと、爆弾低気圧とやらのおかげで奥穂高までで敗退となってしまった。 しかし、終わってみればまずまず充実した山行になったのでレポを書いてみたいと思う。 初日は新穂高から飛騨沢ルートにて、宿泊地である「ヒュッテ大槍」を目指す。 CT9.5h、距離14km、標高差2000m、危険箇所のないハイキングコースとなる。 この日は平日のためか人がいません。 ん?これならまあ、、、嫌じゃないよ? 今回も旅のお供はK嬢です。 K嬢はジャンダルムを始め穂高には詳しいようです まだ日が当たらずつまらない林道歩きにテンションも低め。 やっぱり北アだねぇ。 いつも歩いている山域がまるで獣道に思えます。 とは前回も書いたかな。 9:00。 死体の一次保管場所に使用される「滝谷避難小屋」はこの日も不気味(^^; なんで黄色く映るのさ?(T_T) 奥穂高~ジャンダルムかな? だから森林限界の高い南アや低山が好きなんだと、最近北アに来ることが多いので改めてわかってきましたな。 地上で肩幅程度の道をバランス良く歩けるなら3000mでも同じことをすれば良いだけですし、丹沢で三点支持が出来るなら同じことを3000mでやれば良いだけですよね。 集中力の維持、加えて体力、そして北アにおいてはかなり重要な「金」さえあれば、シーズン中に歩けない一般ルートは無いと思います。 最近ではクレジットカードも利用できるようですし。 気象判断力も読図の知識も正直不要でしょう。 その代わり、人のいうことはよく聞くことですね。
「人」が集まれば落石などの物理的な事故も増えますし、そもそも、いろいろなレベルの方や考え方をもった人が増えますからね。 アクセスが良く情報が豊富、雪山になる直前まで営業小屋があり、単純に人が集まることも事故の要因なのでしょう。 北アは「ヘルメット装着=入山手形」となる風潮があるようですが、安易な入山者が増えるような気がしてなりません。 「鎖や鉄杭、ルートマーカーが整備された一般ルートの岩稜帯を歩いてスリルや達成感ってほんとにあるのかな?これが最初で最後、遊園地か動物園に来たつもりで可能な限り楽しもう。全ては山座同定のためだ。」などと考えながら、一般ハイカーのおっさんは登っていきました。 登山者にもほとんど会わないし、快適快適。 新穂高からにして良かったよ。 見えてからが長いですが特別急登ではありません。 「靴のソールはがれは修理後必ず下山せよ。」とありますが、まあ登山前に道具のメンテを怠るような登山者は修理後ただちに登るんでしょうなw 好天ですが、かなりの強風が吹いているようです。 飛騨乗越まではあと僅か。 さあ、景色はどうかな? それにしても、まずまずの風が吹いています。 体感では氷点下の寒さですね。 私は半袖ですが(^^; 今日も青空に映えるね~!! かっこいいよ(^^) 明日はまたここに戻ってくるんだから、まあいっか。 というわけで、往復30分程度の槍ヶ岳はパス。 槍ヶ岳山荘、ごちゃごちゃしてて無理だわ・・・。。 テンションが上がって大声でしゃべりまくってる人も多いし・・・。 ※写真に写っているのは「殺生ヒュッテ」です 降りてきて良かった(^^) やがて東鎌尾根に乗った「ヒュッテ大槍」が見えてきます。 常念岳が素敵だね。 表銀座の縦走が懐かしいや。 おつかれさま!! さあ飲もう(^^) とても静かです。 太陽の光とストーブでぽかぽかの談話室兼食堂がありました。 景色の良い喫茶店のよう。 小屋自体空いていて、先ほどの動物園のような槍ヶ岳山荘からは想像もつかない快適空間。 寝室も悠々としておりカーテン完備。 洗面台の水は無料で飲料可。 充電もベッドで行え、Wi-Fiが使用可能。 しかも安い!!下界価格!! というわけで、まずはハーフ&ハーフで乾杯!! ここはまるでBARの様です。 雲が消えるのを待とうかとも思いましたが、お酒が進んで良い気分。 それに寒い! 今夜は早く寝ちゃいましょう。 それではおやすみなさ~い(^^)/ 第二部へと続きます。
by yama-nobori
| 2015-10-06 14:41
| 登山 2015
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Comments(2)
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sugishoo at 2015-10-06 20:58
こんばんは、ゆたかさん
毎回、くどい様ですが登山経験はありません。 しかし我が青春時代に思いを馳せた山ばかしの縦走で楽しみです。 残念です、 出来れば、引き返して槍ヶ岳山頂からのパノラマをお願いします。
1
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yama-nobori at 2015-10-06 23:54
> sugishooさん
こんばんは!! あーごめんなさい、ごめんなさい(T_T) 前回の無人の槍ヶ岳が素晴らしかったので、今回は止めちゃいました(^^; でもこの後の写真はバッチリですからそれでどうかご勘弁を!w 少々更新遅れます。 また明日からお山に・・・(^^; 忙しい・・・。
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