人気ブログランキング | 話題のタグを見る

我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00003540.jpg
荒川小屋をスタートし、赤石岳、、、もとい、「あの人」に会いに行く第三部のスタートとなります。







我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00004244.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00004280.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00004277.jpg
11:15、大休止後、荒川小屋を出発します。
まず斜度の強い短い登りをクリア、その後は「大聖寺平」に向け、気持ちの良い巻道を進みます。

少し休憩し過ぎたのでバテバテ~。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00004399.jpg
11:40、大聖寺平のケルン(2699m)を通過します。
来年こそは、小渋川からのマイナールートでここまで登ってみたいなぁ。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00004257.jpg
振り返って、右から千枚岳・悪沢岳・中岳・前岳。
残雪期にここを訪れた田中陽希さんは、夏道をトラバースせずに直登していましたね(^^)



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005185.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005102.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005146.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005130.jpg
次に目指すのは「小赤石岳」です。
大聖寺平からは通常ザレた九十九折の登山道を300m程登ります。
私は、尾根の末端から赤石岳方面を眺めたかったのでルートを外して直登します。

直登大好きw



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005163.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005872.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005832.jpg

ひぃひぃと喜びながら泣きながら3030mの稜線末端に飛び出します。

振り返ると北側に雲が湧き始め、荒川三山がそれを押さえ込んでいました。
見上げた太陽にはハロ現象(日暈)。

ありゃ~?
お天気は下り坂なのかしら?



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005811.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00005802.jpg
徐々に小赤石岳が近づきます。
雲の奥に見えているのが本日の最終目的地、赤石岳です。

なんとか展望のある内にたどり着きたいな。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00010525.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00010524.jpg
12:40、「小赤石岳」(3081m)を通過します。
ここから「赤石岳」まではその距離僅かに700m。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00010553.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00010582.jpg
椹島に向かう東尾根(大倉尾根)分岐を過ぎれば、赤石岳はもう目の前。
ガスに飲まれないでね~。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00010447.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00011247.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00011292.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00011303.jpg
13:15、無事、快晴の「赤石岳」(3121m)に帰って来ました。
結局ここまで、私の前を歩く登山者には一切会うことが無く、実に静かな登山を楽しむことができました。

ただいま。

でもね、楽しみなのはここじゃあないんだ。
今日はここから1分の場所にいる、「あの人」に会いに来たんだよ。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00011237.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00012150.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00012166.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00012812.jpg
「榎田さん!!ただいま!!」

いつものポーズで決めてくれました。

ここが私のずっとずっと戻って来たかった「赤石岳避難小屋」です。
収容人数30名のとても小さな小屋ですが、ここで生まれる思い出は、いつだって南アルプス最大なんです。

※このポーズにはとある意味があるんですが、、、それは直に聞いてみてください(^^)
※「山で彼女が確実に作れる方法」なんてのも伝授してもらえますぞw



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00012154.jpg
「おう、千枚からだろ?早いじゃねぇ~か。ビール奢ってやるよ。」
「ありがとうございます!」


我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00012730.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00013513.jpg
「どうせまだ誰も来ないし、受付なんかいいから写真撮りに行こうぜ。」

この時点小屋にいたのは、荒川小屋から登ってきていた韓国のソロ女性のみ。
3人で、榎田さん命名の「赤石岳のグランドキャニオン」へ向かいます。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00013561.jpg
上河内岳~聖岳。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00013485.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00014389.jpg
明日下山に使う東尾根。
赤石小屋が良く見えていました。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00013568.jpg
富士山はちょっとペケ。
でも榎田さんいわく、「もう少ししたら最高の富士山が見られるから安心しろ」。

うん、安心する(^^)



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00014395.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00014355.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00014345.jpg
2つある山頂標識の内、大好きなお団子バージョン側で記念撮影(^^)
ポーズはもちろん「あれ」。

二人とも黒いw



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00015105.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00015267.jpg
ウラシマツツジが秋を告げています。
クロマメノキの果実はとっても美味しい(^^)



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00015175.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00015230.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00015167.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00015970.jpg
赤石岳のグランドキャニオンのあとは、榎田さんお気に入りのベンチへ移動。
何にもしない贅沢な時間を過ごします。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00015982.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00020074.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00020092.jpg
さて、このベンチの近くにはこんな隠れ家があるのです。
中からは富士山側の窓が開放できるので、写真撮影にもってこい!

でもこの石室(?)の愛称は「のんべぇ小屋」。
その実力はまた後程w



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00015981.jpg
受付もせず、1時間程のんびりしたのでそろそろ小屋へと戻ります。
するとチエコさんも出迎えてくれました(^^)

「ただいま!!お世話になります!!」



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00020583.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00021668.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00020677.jpg
小屋の内部はこんな感じ。

SWには30名定員のこの小屋に58名が押し寄せ、顔の両側に他人の足がある殺人的な混雑だったそうです。
この日の宿泊者は最終的に8名でとっても快適。

一応避難小屋ということで、水は背負って来ることが前提です。
ですが、天水もお湯も無料で分けてもらえます(雨の少ない年はNG)。
チエコさんが温かいお茶を淹れてくれるかも?

食事提供も軽食が前提ですが、カレーや中華丼などはたいてい提供してくれますし、手作り味噌汁付きで大盛りも無料です。
充電は100V、USBが自由に使用できます。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00012180.jpg

赤石岳避難小屋において、お酒の心配はまず必要ないでしょうw
この他、日本酒、焼酎などとても充実しています。

この日は小屋閉めが近いため(9/30)、全て半額になっていました。
まあ、、、結局それすら払わずに済んじゃいましたが(^^;

お土産も充実しています。

体力に余裕のある方はお酒や下界のおつまみを榎田さんに奉納しましょう。
素晴らしいご利益があることでしょうw


我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00012712.jpg
トイレは外。
匂いもなく快適です。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00020562.jpg
受付を行います。
これがバス乗車時に3000円と引き換えで渡される「施設利用券」です。

避難小屋なので料金設定は素泊まりのみの5500円。
寝具を利用する場合は更に500円が必要となります。
よって、現地払いするのは最大3000円。
私はシュラフを持っていたので2500円となりました。

今回は夕食を頼もうと思ってお願いすると・・・

「おういいよ。でも俺達と一緒でいいだろ。金いらねぇ~から。」

カレーかな?中華丼かな?うわぁ~楽しみ(^^)/

「ありがとうございます!」



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00022544.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00022593.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00022589.jpg
受付を済ませたあとは何もやることが無くなりました。
ビール片手にテントを干しに山頂に向かいます。

マットを敷いて抜けるような秋の空を眺めていました。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00022562.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00023493.jpg

すると榎田さんが言っていた通りガスが下がって来ました。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00023494.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00023440.jpg

我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00023493.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00023485.jpg
雲海があまりに素晴らしく、もう一つの山頂標との間を行ったり来たり。
うーん、のんびりするつもりが実に忙しい~w



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00024178.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00024100.jpg
ガスの下がったことを榎田さんへ報告に向かいます。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00024145.jpg
あ、一人増えてる(^^)

「パタゴニアなんか捨てちまえ!」といじられている若者w
あまりに楽しそうなのでガスの事を忘れて上がり込んでしまった私。

チエコさんがおつまみをくれました。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00024881.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00024844.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00024836.jpg
ガスのことをなんとか思い出し、二人で再びの撮影会。
夕食は17:30頃かな?といいつつ、もう17:15。

「お~すごい雲海だな~!迫力あるなぁ~!」と、まるで初めて見る景色であるかのように撮影を続ける榎田さん。
いつもこうやって登山者を盛り上げてくれるんですよね(^^)

景色より榎田さんを撮ろう。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00024820.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00024821.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00025428.jpg
ワンシーズンで何枚撮影するんだろう。
こんなに素晴らしい日ばかりじゃないだろうけれど、ほんと羨ましいな。

ちょっと気が早いけれど、来年もよろしくお願いしますね。



我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00025414.jpg
我が心の故郷へ③ 荒川岳~赤石岳 2015.09.22(火)~24(木)_f0344554_00025359.jpg
17:20。

チエコさんが夕食を用意してくれている頃ですね。
さあ、宴の始まりじゃ~!!!小屋に戻って夕食を食べましょう(^^)/



第四部へと続きます。



今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。


↓励みになりますので、よろしかったら『ぽち』っとお願い致します(^^)/


by yama-nobori | 2015-09-28 13:18 | 登山 2015 | Comments(4)
Commented by kumi at 2015-09-28 18:44 x
お久しぶりです。冬に天望荘でお会いしたものです。
覚えていらっしゃいますでしょうか?
K嬢さまからお聞き及びかと思いますが…実は悪沢岳で私、ゆたかさんとすれ違っていたんです!
なんで気付かなかったのか悔やまれます~(>д<)
私は20~27日まで、畑薙ダム~広河原を歩いてきました。
今回初めて訪れた南ア深南部ですが、ゆたかさんが惚れ込む理由がよくよく分かりました。
本当に素晴らしかった…
ブログを拝見させて頂きながら、今また余韻に浸っています。
続きも楽しみにしております(*^^*)
Commented by sugishoo at 2015-09-28 21:44
こんばんは、ゆたかさん
赤石岳の素晴らしさは伝わりましたが、
第3部はK嬢を袖にして、3000M雲上居酒屋で呑兵衛さんと二人で飲みたかっただけと違いますか?
Commented by yama-nobori at 2015-10-03 16:01
> kumiさん

kumiさん、お久しぶりです!!
例によって「山」に行っていたのでお返事が遅くなってしまいました(^^;

K嬢から聞きました!!
空荷の女性が千枚に向けて降りて行かれたのは見たような気がしています。
すっごく残念(T_T)

>私は20~27日まで、畑薙ダム~広河原を歩いてきました。

くぅ~、羨ましいです!
南アどっぷりですね(^^)
小屋も登山者も他の山域とは全然違うでしょう?

またどこかでお会いできることを楽しみにしています!!
Commented by yama-nobori at 2015-10-03 16:03
> sugishooさん

うぐぐ、、、手厳しいですが、その通りです(^^;
ほんと南アはテンションがおさえられなくなって困ります。
K嬢はまた来年案内する約束を致しました、、、w
名前
URL
削除用パスワード
<< 我が心の故郷へ④ 荒川岳~赤石... 我が心の故郷へ② 荒川岳~赤石... >>