高嶺の花に会いに行こう@北岳② 2015.06.12(金)~14(日)




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池山御池小屋からスタートとなる第二部の始まりです。








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ほんと山だと良く眠れるんです(^^;
夜中に何度か鹿の声を聞いたかな?

目覚まし時計をかけることもなく3:40起床。
朝食を食べ出発準備を整え、4:43、快適だった池山御池小屋を後にします。






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気温は0℃、歩き出して少しすると森の中でご来光の時を迎えます(^^)
よし!天気は良さそうだ!





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今日はボーコン沢ノ頭(2830m)にテントを張り、そこから軽荷で北岳をピストンする計画です。

池山御池小屋の標高は2200mなので、まずは630m標高を上げるCT4.0hの行程です。
森林限界までは急登となる頑張りどころが続きます。






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あー、このあたりの場所懐かしいな。
昨年は残雪の踏み抜きが酷くてものすごく苦労したんだよなぁ。

※下は昨年同時期の撮影です。





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さあ、頑張れ!!
もう少しで斜度の緩い尾根に乗れるよ!!





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尾根に乗ると、左手には農鳥岳と間ノ岳がちらほら(^^)
早くその勇姿を見たくて仕方ありません。






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尾根道の両側にはコイワカガミの大群生があり、それはそれは可愛らしい光景が続きます。
風も通り抜けるようになって実に気持ちの良い尾根歩きです。






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標高が上がるにつれ、見える景色が変わって行きます。
上が「農鳥岳」、下が国内三位の高峰「間ノ岳」です。





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5:49、標高2372の「城峰」(ヒッチ)に到着です。
ここからは僅かに下り、その後は森林限界目指して一気に標高を上げていきます。





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やっと花の開いているカタバミに出会うことが出来ました(^^)






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あー、ここも懐かしい場所だなぁ。
昨年は陵線でのテン泊を目指したものの時間切れ(体力切れ?)となり、ここで幕営を行いました。

ここにも雪がたくさんあって水だけには困らなかったのに・・・。
標高はおそらく2450m、この日はまだ雪を見ていません。






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少し進むと一旦視界の開ける場所がありますが、まだまだこれからが本番です。
でも山々の陵線もクッキリで風も穏やか(^^)
楽しい一日の予感。






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標高2600mを越えたあたりで、ようやく残雪が現れました。
そして植生が変わっていきます。






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さあ、いよいよです。






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左手には農鳥岳・間ノ岳、右手には鳳凰三山と八ヶ岳が見えています。
今年の3月にはあの鳳凰からこの池山吊尾根を見たんだけど、歩いてみなきゃわからないよね?(^^)
確認すると面白いと思いますよ?






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6:57、砂払に到着です。
ここならば水を得るための残雪も入手可能ですし、仮に風が吹いても安全そう。
しかも整地されているテント跡まで残っています。

でも・・・あの丘の先で待っていてくれている景色を私は知っています。
残雪の少なさが心配でしたが水はまだ3.0L持っています。
あの先には重たいザックを担ぎ上げるだけの価値が十分にあるのです。






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K嬢も到着!!
どう?素晴らしい景色でしょ?(^^)

※K嬢の後ろにあるのが幕営適地です。





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ここも素晴らしい景色だけれど、もう少し頑張って最高の我が家を建てよう!!












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さあ、ここからが意外としんどいけれど、もうひと踏ん張り頑張ろう!!






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一度、南側に下り陵線ピークを巻き、再び登り返します。






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もう手に届きそうですが、これがなかなか近づきません。

早くザックから開放されたい!!
そして、「あの」景色を早く見たいんだ!!






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ちなみにこちらは昨年同時期の写真です。
当然アイゼン+ピッケル装備でしたから随分違いますよね。
ハイマツは全て雪の下です。







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さあて、いよいよです。

あ、駄目・・・。
また泣くわ(笑)





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だーーーっ(泣)

7:58、ついに本日の幕営地、ボーコン沢ノ頭(2802m)に到着です。
甲斐駒も良く見えてるねぇ(^^)

何故この場所にこだわったのかというと・・・。






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目の前に北岳があるからなのです!!

この角度から眺める北岳は実にいいもんです。
こちらからの写真を見て、「これが北岳だ」と同定出来る方はなかなかのマニアですぞ(笑)






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K嬢も嬉しそう(^^)
頑張ったねー!!

さあ、背中の子泣きじじいとおさらばしよう!!






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最高の我が家が完成しました(^^)
周辺に残雪が無いので、それは後ほど確保することといたしましょう。






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はじけてますな(^^)/

K嬢はお初の北岳です。
初めての北岳がいきなりマニアックなルート・・・変態の世界へようこそ(笑)






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この角度からの甲斐駒ってちょっとしょぼいですよね?(笑)
甲斐駒大好きなK嬢ですが、今回は見向きもしません。ヒデー






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少しガスが上がってきちゃったけれど、行ってみようか!
まだ見ぬ赤石山脈最高峰「北岳」の頂へ!!





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北岳方向はまだまだ青空ですが、振り返ってみた我が家の背後はガスに包まれてしまいました。






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眼下を覗いてみると、いつもは残雪だらけの白根御池小屋が見えていました。

小屋周辺にほとんど雪はなく、驚いたことに白根御池が完全に溶けていました。
バスが開通する6/25以降には、雪は完全に無くなっているんじゃないだろうか?


・広河原からのハイキングルートはこちらの過去記事をどうぞ。

・白峰三山縦走ルートはこちらの過去記事をどうぞ。






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さあ、あと一登りでこのルート唯一の核心部、八本歯の頭だよ。
そしてそこから見ることの出来る北岳バットレスが圧巻なんだよ!!






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これが北岳バットレスです。
夏場にはハーケンを打つ音がこだまするクライマーの世界です。

ちなみに北岳の東面にある大岩壁をバットレスと言います。
山頂からの標高差は約600メートルで、南アルプスを代表する岩場であり、昭和初期から初登はん競争が始まり、現在も挑戦者が後を絶ちません。
バットレスとは建築用語で「控壁」「胸壁」の意味となります。






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これは八本歯の頭から見下ろした大樺大雪渓の様子です。
あと10日もすれば、大勢のハイカー達が広河原から登って来くるのです。
それにしても、あまりの雪の無さに驚きました。





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例年ならば7月半ば近くまではこのような状況なんですが・・・。

※昨年の撮影です。





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さあ、いよいよ核心部へ行ってみようか!!






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ギザギザした岩場を基本的には右側を巻きながら進みます。
積雪期でも同じルートとなります。






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この日はもちろんアイゼンは不要ですし、もともと岩好きなK嬢は実に楽しそうです。






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さすがはK嬢、楽勝だね~(^^)/






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そしてここ、八本歯のコル(2920m)で、広河原からのハイキングコースとなる左俣ルートとの合流となります。
シーズンが始まれば渋滞を引き起こすこの場所も、この時期ならば誰に会うこともありません。






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左俣ルートの状況です。
年によっては12本アイゼン+ピッケルが欲しいレベルの雪渓なんですけどね・・・。
ただ落石事故は多そうな感じだなぁ。





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さあ、先に進もうか!!
ここからは一気に斜度が強くなり、梯子や岩に書かれたマーカーを頼りに標高を押し上げていきます。






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でももう焦る必要はないもんね。
だって最高の場所で我が家が待っていてくれているんだから(^^)

こんなに穏やかな日もなかなか無いよ。
2人だけの北岳をゆっくり満喫しよう!






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ここは吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐(2960m)です。
雲湧く間ノ岳の手前に(センターやや右)、小屋開け作業中の北岳山荘が見えています。

北岳のピークももちろん楽しみにしているK嬢ですが、私達にはもう一つの目的がありました。







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それはここからトラバース道へ向かって5分の場所にあるはずです。

さあて、高嶺の花に会いに行ってみましょうか!!






今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。


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by yama-nobori | 2015-06-17 02:00 | 登山 2015 | Comments(2)
Commented by sugishoo at 2015-06-17 22:10
こんばんは、ゆたかさん
私はテン泊地の目前が北岳と確認できます。
南アのマニアですかね?
勿論、行った事は無いですが。
昨日、「剱岳」DVDをレンタルして観ています。
ゆたかさんの立山三山が参考になります。
Commented by yama-nobori at 2015-06-18 07:41
sugishooさん、おはようございます!

お、もうすっかり南アのマニアですね(笑)
近いうちにもう少しディープな南アをご案内致します(^^)

本当にお山がお好きなんですね!
劔岳へもまた登ってみたいなぁ。
前回相棒と登った時は、人工物(鎖や梯子)に一切触らずに登ろうと頑張って、ほぼ完了した安堵感でうっかり最後の鎖を掴んでしまいました(笑)
リベンジしなければ!!
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