晴天の表銀座縦走④ 2015.05.28(木)~30(土)



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常念岳直下のビバーク地を後にし、蝶ヶ岳へ向かう第三部からの続き、最終章となります。








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5.30(土)、表銀座縦走もいよいよ最終日となりました。
これより「蝶ヶ岳」(2677m)の前衛の小さな岩峰である「蝶槍」(2660m)へ向かいます。





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お天気は快晴!!
八ヶ岳・富士山・南アルプスも良く見えています。

前方中央にある「つん」と尖った岩峰が「蝶槍」です。
まだまだアップダウンが続き、急斜面に雪の残っている事が確認出来ました。





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ゴーロの歩きにくい岩稜帯を進みます。






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振り返って見た常念岳が実に素晴らしい山容です。






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標高を下げると植生が変化し、いよいよ雪面の急登が始まります。






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思ったより雪質が良いのでツボ足のままで進みます。






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一つ目の雪渓登りが終わると視界が開け、もう一つ雪渓登りが待っている事を確認することが出来ました。
蝶槍への登りはなかなかきつそうだ。
ここからは再び標高を下げます。





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シオガマの咲いている樹林帯は南アの雰囲気。
好きだなぁ、こういう場所。

そういえば縦走を開始してから登山者には10人会ったかな・・・?
少なくとも同じルートでの縦走者は誰もいませんでしたね。
時期を選べば北アでもこんな静かな山歩きが楽しめるんですねぇ(^^)






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樹林帯を抜け、蝶槍への最後の急登に取り付きます。






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雪渓を登りつめると、そこはまさに子供の頃から頭にあったアルプスそのもの。
否応なしにアルペンムードが高まり、なかなか先に進むことが出来ません。
蝶槍を越えてしまえば、あとはなだらかな陵線を歩き、最終目的地の蝶ヶ岳へ進むだけです。

ベストショットが選べないのでたくさん貼り付けちゃいました(^^;






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そして9:56、「蝶槍」(2660m)の頂に立つことが出来ました(^^)






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目指す蝶ヶ岳はもう目の前です(センターやや左の丘)。
実に気持ちの良さそうな、最後の陵線歩きが始まります。





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怪我復帰からいきなりの縦走でしたが、無事、最終目的地である蝶ヶ岳まで歩き通すことが出来そうです。
良かったなぁ・・・。






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お、ここが上高地への分岐点ですね。
いつの日かこのルートも歩いてみたいなぁ(^^)






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美しい二重稜線を越えると、蝶ヶ岳山頂直下にある蝶ヶ岳ヒュッテが見えて来ました。
私とK嬢は昨年11月からの再訪となります。





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前回は冬季小屋利用だった為、営業小屋に入るのは今回が初めてです。
とても快適な冬季小屋だったので、さぞ営業小屋も綺麗なんだろうなとは思っていましたが、全て予想通り。
スタッフさんも気さくな方で素晴らしい小屋でした。

下山予定の三股登山口は携帯が圏外になることがあるそうです。
よって、ここからタクシーを予約することが可能です。
安曇野観光タクシーさんは登山者の事を良くわかっているので「遅れても構わないので怪我をしないように、慌てずに下山して下さいね」と言って下さいます。

ここでも大盛りカレーです。
一緒に出してくださったガーリックチップが最高でした(^^)/






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急ぐ必要も無いので、その後もしばらくまったりとした時間を過ごします。
小屋番さんが布団を干す姿を眺めていると、実に爽やかな気持ちになりました。
なんだか眠たくなっちゃった。





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ここに泊まって帰りたい気持ちもあったけれど、この後下山して車の回収に向かわねばなりません。
お風呂にも入りたい(^^;

と、いうわけで、最後の一座を踏みに行こうか(^^)/






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K嬢の大好きな穂高を眺め、常念岳を背負った蝶ヶ岳ヒュッテを振り返り、目線がこの高さになれば・・・






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12:00、ついに最後の一座「蝶ヶ岳」(2677m)に到着です!!
いや~良く頑張りました(^^)/





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山頂での展望を十分に楽しみ、キンバイのブーケを撮影していると、ふいに名前を呼ばれました。
「ん?」と見てみると、たったいま到着したばかりの懐かしい山友がいるではありませんか!!

彼らに会うのは丁度一年ぶり。
嬉しくって半べそになりました(^^;





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再び山頂に戻り、頂いたビールで乾杯!!

その後は互いの近況などを話し、テン泊する彼らと再会を誓い別れました。
我々が見えなくなるまでずっと手を振ってくれていて、再びの半べそ・・・(T_T)

ああ、もう一泊したかった・・・。
でも、、、この後天気が大きく崩れるんですよね(^^;

下山開始して良かった(笑)






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さて、蝶ヶ岳からの下山はかなりハードなものとなりました。
この後しばらくは、雪渓やら残雪やら泥道やらで悪戦苦闘の連続となります。

滑りまくるので全く気が抜けません。






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標高2000m付近までは、雪道夏道ミックスがしつこい頻度で現れる、最悪の登山道を進みます。
今回の縦走で最大の難所となりました。





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このあたりまで来てようやく一安心。

するとサンカヨウ(山荷葉)が咲いていました。
この花は水を含むと透明になり、まるでガラス細工のような姿になるのです。
雨上がりの朝などは大変美しいですから、これからの季節は注意して登られてみては如何でしょう。
大好きな花の一つです。





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まめうち平です。
ここから先はとても良く整備された、大変歩きやすい登山道へと変化します。
縦走後の疲れた足にはとてもありがたかったです。
南アでは考えられない待遇です






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エンレイソウ(延齢草)・オサバグサ・ゴゼンタチバナ・マイズルソウなどが目を楽しませてくれました。
後に知ったことですが、この蝶ヶ岳新道のオサバグサ群生地は有名らしいですね。
当たり年に訪れてみたいものです。

昨年はわざわざ会津若松まで見に行ったっけなぁ(^^)






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その後は有名な「ゴジラみたいな木」に再会。
以前にも書きましたが、恐竜にしか見えませんよね?(^^;
何故にゴジラ??






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力水が冷たくて美味しかった!!
顔も洗えてさっぱり(^^)





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三股登山口まであと少しというところで、弱い雨が降りはじめました。
しかしレインやザックカバーをつけるほどではありません。






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16:48、予定よりかなり時間がかかってしまいましたが無事に三股登山口に到着です!!
いや~やりきったね!!
縦走完了おめでとう!!


中房温泉に停めてある車を回収するために、タクシーを呼んでありました。
タクシーはこの800m先にあるゲートで待っているはずです。
約束の時間は17:00、再び歩き始めます。





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振り返ると常念岳と蝶ヶ岳へ伸びる稜線が見えていました。
うーん、、、かなり荒れそうだけど山友は大丈夫だろうか・・・。

後日聞いた話しでは、20時くらいから雨が降り始め、風がどんどん強くなり完全な暴風雨。
テン泊百戦錬磨のお二人でも眠れなかったとか(^^;

下山して良かった(^^;





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そして16:58、タクシーに乗り込みます。
ここから中房温泉までは10000円を少し超える高額なものとなりますが、疲れていたので他の手段を取る気にはなりませんでした。
オールビバークで宿泊代はかかっていないし、まあいっか!!
クーラーの心地よさ、靴を脱いだ瞬間の安堵感はまさにプライスレス(笑)

一般的には、タクシーで穂高駅、もしくは、しゃくなげ荘まで行き、そこから中房温泉行きのバスに乗り換えると半額程度の出費で済むようです。





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ちょうど1時間後の18:00、中房温泉第一駐車場に戻って来ました。
これからのシーズン、昼夜・平日休日問わずにごった返すこの駐車場も、今はまだ閑散としていました。






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そうそう、本当はせっかくだから美味しいお蕎麦でも食べようかと思いましたが、体が欲しがっていたのはもっとこってりとしたもの(^^;

そして穂高の町中で見つけたこちらのお店「龍門穂高」さんが大当たりでした!
メニューも豊富で地元の方が入れ代わり立ち代わり入店する人気店。
この巨大な山賊焼きは600円で大満足!!
お勧めです(^^)/


さて、今回は事故もなくお天気にも恵まれ、大人気の縦走コースでありながらほとんど人に会うこともありませんでした。
時間に縛られないテン泊で、自分達だけのペースで歩くことが出来たことも安全に繋がったように思います。
そしてなにより、K嬢の復帰がとっても嬉しい山行となりました(^^)

関東の梅雨入りももう間もなくと言ったところですが、梅雨明け後に始まる夏山シーズン前の静かな山歩きを、もう少し楽しもうと考えております。
今回も長期レポにお付き合い頂きまして、大変ありがとうございました。

季節の変わり目です、皆様方もお体をご自愛下さい。




おしまい。



今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。


↓励みになりますので、よろしかったら『ぽち』っとお願い致します(^^)/


by yama-nobori | 2015-06-04 02:00 | 登山 2015 | Comments(2)
Commented by sugishoo at 2015-06-04 21:51
こんばんは、ゆたかさん
改めて地図を確認したら凄い距離の縦走でしたね。
上高地からの穂高連峰は良く知られていますが、向側が表銀座とは知りませんでした。
K嬢も装備担いで、表銀座縦走が出来れば完全復活ですね、「ヨカッタ??」
お疲れ様でした。
Commented by yama-nobori at 2015-06-05 14:03
sugishooさん、こんにちは!!

確かにトータルではなかなか距離がありましたね。
ただ展望の良い、変化にとんだ稜線歩きと、一座一座踏んでいく目標が適度にあるのでさほど距離は感じませんでした(^^)
K嬢も頑張りました(^^)
sugishooさんにもよろしくと申しておりました~!!
上高地からの穂高連峰・・・いつになったら重い腰が上がるかしら?w
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