奥穂高岳・涸沢岳・北奥穂岳・前穂高岳・西穂高岳・明神岳などの峰々からなる穂高連峰の総称なのだそうです。 ちなみに南アルプスの間ノ岳の同じ標高です。 西穂独標までは穂高岳の入門コースとなっていますが、独標から山頂までは熟達者向きのコースと紹介されています。 ということなので、今回は西穂高岳を目指しつつ行けることろまで進むこととしました。 ルートは「新穂高ロープウェイ-西穂山荘-丸山-西穂独標-ピラミッドピーク-西穂高岳」となります。 夜でもトイレが利用できてとっても便利です。 当初はテント泊の予定でしたが、午後からは雨か雪の予報。 平日ですから山荘の混雑は無さそうです。 素泊まり7100円と北ア価格な小屋ですが、アルコールや水は全て担ぎ上げ、豪華に安くあげるべく「JAひだ」でお買い物(^^) 開店は9:00ですが、15分程前に入店することが出来ました。 その後、深山荘近くの登山者用の無料駐車場に車を置き、新穂高ロープウェイへと戻ります。 この移動がかなり面倒です・・・。 さて、私は南アルプスのような一座一座が大きく、むせ返るような緑の中を一歩一歩土を踏みしめて歩く登山が好きで、岩が多く、整備されすぎた登山道、鎖場などの人工物だらけの北アルプスが心から好きだとは言えません。 特に槍穂エリアというのは話を聞けば聞くほど寄り付きたくありません。 もちろん眺める分には美しいと思いますし、歴史ある登山道には大いに興味がありますけどね。 好みもスタイルも人それぞれです。 私は夏山の北アルプス一般ルートに関しては全てが観光地であり、お金さえあればサブザックで十分だと考えている大馬鹿者です。 だからもっと歳をとったらのんびり歩ければいいなと考えています。 そのうち登山ブームも終わると思いますし。 この好みもスタイルも、この先変わっていくかもしれませんけどね。 そんなわけで、穂高連峰の最高点を踏むことすら無い「西穂高岳」には輪をかけて興味がありませんでした。 しかし食わず嫌いは良くない。 それに初日は平日ですし、夏山ではない残雪期ギリギリのタイミング。 岩雪ミックスはK嬢のアイゼン歩行練習にはもってこいです。 よし行こう! 残雪の西穂高岳へ! mont-bell会員が1人でもいれば、メンバー全員に割引料金が適用されます。 尚、6kg以上の荷物からは300円の手荷物料金が発生します。 去年までは10kg以上だったとか? よくあるこの仕組もよくわからないんだよなぁ・・・。 複数人いたら荷物の分け方一つで料金変わりますよね? まあ、、、いっか(笑) それに加え2階建のリフトだなんて知りませんでした。 第一と第二ロープウェイの連結標高差は1,036m、割引前の片道料金+手荷物料金が2100円なので標高100mの値段は・・・止めようこういう話は(笑) とにかく、あっという間に2,598mの世界に到着です。 登山をしない方にはまず見ることの出来ないであろうパノラマが広がっていました。 目指す穂高連峰もこの通り。 曇り空なのが少々残念ではありますが。 槍ヶ岳に笠ヶ岳、そして先日登った焼岳が目の前です。 でもいいのです。 だんだん楽しくなってくるから不思議なものです(^^; あの西穂山荘を目指して出発だ!! 歩行距離1,966m、標高差は僅か229m。 そんなので疲れるわけがないじゃないか・・・・ 買えるものならもっと標高を買いたいくらいです(笑) あ、そうなの? やったー!! つかれた~。 どの小屋でもそうですが、人気の山荘ともなれば更に興味津々。 テン場には1張り。 ここも混雑するらしいですねぇ。 一応、男性・女性・混合パーティーで部屋割りを行うそうです。 この時点、16人部屋には我々だけ。 しかし疲れました・・・。 小屋泊なのにこの荷物のでかさ、おかしいと思いません? 水7L、ビール2.7L、サワー約750ml、ワイン750ml。 これに加え、食材や調理道具をたくさん持ち込みました。 だって素泊まりでも7100円なんだもん。 冬季の水はペットボトルの販売のみです。 北ア価格は凄いなぁ。 ビール500mlが700円、350mlが500円、サワーが400円です。 まあこれは山小屋の標準価格だとは思いますけどね。 でも登山開始から1時間の距離だからなぁ・・・。 北アの売店は本当に立派です。 しかし布団1枚に2人なんて状態を毎週末続けるくらいなら、そのスペース分を就寝スペースにしたらどうかと思うんですけどね。 物品を売ることより、登山者が体を休める場所を最優先で確保してはどうかと考えるのは私だけですか? もしくは基本予約制にするとか。 山小屋の話しだけに限らず、山に人を詰め込み過ぎると落石の危険のある登山道に初心者が数珠つなぎになったり、同じ鎖に複数人が捕まったりして余計に危険だと思いませんか? 某山小屋の往復30分も掛からないはずのハシゴ場に5.5h並ぶなんてのは狂気の沙汰ですな。 あ、生意気なこと書いてすみませんでした(^^; そんなBlogではなかった(笑) 空いていれば山小屋は本当に快適でありがたい存在です。 でもなんで混んでいても空いていても同一料金なんだろう・・・。 あ、これまたどうもすみません(^^; 某深南部の小屋は、荒天での停滞は宿泊料金無料だったりもしますけどね。 いいのか悪いのか、こちらの小屋のスタッフさんから話しかけられることは一切ありませんでした。 頼んでおいたことは、こちらから確認しないといけないようです。 翌日は危うく濡れた登山靴のままで歩くはめになるところでした。 スマイルはおいくらですか? そのホームページには次のように書かれており、ラーメン屋さん顔負けの力の入れようです。 少なくとも同ページに書かれている登山情報と同じくらいの文字数です。 『西穂ラーメンは高山にある山小屋としては珍しい“生麺”を使用しています。なぜ珍しいかといえば、標高の高いところは沸点が低いため、生麺はなかなか上手く茹で上がらないためです。西穂山荘の標高だと沸点は約93度。通常の麺では芯が残ってしまいます。しかし、山荘からほど近い飛騨高山には極細ちぢれ麺で名高い「高山ラーメン」がありますので、この麺を使用することができます。また、ロープウェイがあるため年間を通して麺や材料を補充することが可能なのです。この利点を生かし、こだわり抜いたオリジナルスープにより完成したのが、現在の西穂ラーメンなのです。<途中略>お持ち帰り用も同時発売しましたので、お家へ帰ってもお楽しみいただけます。ネットでの販売は9月を予定しています。こちらもぜひご利用ください。』 K嬢の感想は・・・。 ラーメンは好みがありますからね。 私も一口もらいましたが・・・私は味音痴ですから。 900円なり。 この後、ちょっと疲れたのでお昼寝タイム。 こりゃー明日はトレース無いねぇ(^^) 登山前によりこんだJAで購入した格安飛騨牛を食いまくりです(^^) 良く飲んで良くおしゃべりしていたらお友達も増えました。 この日の宿泊者は総勢8名。 後半へ続きます(こちらをクリック) おやすみなさ~い!
by yama-nobori
| 2015-04-13 21:19
| 登山 2015
|
Comments(0)
|
最新の記事
検索
記事ランキング
カテゴリ
全体 登山 2017 登山 2016 登山 2015 八ヶ岳 写真 ギア 日常 キャンプ 南アルプス 北アルプス 中央アルプス 丹沢山系 登山 2014 登山 2018 登山 2019 信州百名山 登山 2020 未分類 タグ
以前の記事
2020年 07月 2020年 06月 2020年 02月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 最新のトラックバック
ブログパーツ
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||