日光沢温泉は、奥鬼怒温泉郷4湯(八丁の湯・加仁湯・日光沢・手白沢)のひとつです。 この地域は関東最後の秘境といわれ、日光国立公園内の鬼怒川源流域に位置しています。 ここは、以前からずっと訪れてみたいと願い続けていた秘湯中の秘湯です。 今回は、そんな憧れ続けて来た『日光沢温泉』へのスノーシューハイクレポとなります。 昨夜頑張って前入り出来たので、土曜日はゆっくりスタートです(^^) 到着時に降っていなかった雪が明け方から降り始めたようです。 うっかり外に出しておいた靴が雪まみれになりました(^^; 9:45、雪の降る中、女夫淵無料駐車場を後にします。 さあ、張り切って参りましょう~! 日光沢温泉へのルートは二通りあります。 一つは八丁の湯・加仁湯への送迎バスが走る林道経由。 もう一つは奥鬼怒遊歩道を2時間歩くルートです。 スノーシューハイクを楽しみにして来たので、ここは迷わず後者を選択します。 こちらの階段、かなりの斜度がある上に雪で埋もれ、なかなかハードな状態でした。 階段を登り切ると昨夜からの降雪によるものか、トレースが消えていました。 踏み抜くとかなり深くまで沈むのでスノーシューを装着。 えっと、この地図によると現在位置がここだから・・・ 地図の「←」通り、「左」に進めばいいんだね! でもかなり歩いた頃、あまりに林道が続くことに「?」と思い始めました。 遊歩道って除雪されてるの?んん? そして何やら見覚えのあるものが見えてきました。 あ、、、スタート地点の看板だ(T_T) たったいま気持よく降りてきた林道を登り返します。 たいした距離ではありませんでしたが、精神的なダメージが大きくとても疲れました。 林道を戻っていると「八丁の湯」の送迎バスが通りかかります。 一応この先の道順を確認してみると、、、またしても進もうとしていた方向とは違ったようです(^^; 運転手のおじさんが、わざわざバスから下り、正しい道へと案内して下さいました。 ここでこのおじさんに出会わなければ、遊歩道ではなく林道を歩き続けるところでした。 その節はご親切にありがとうございました。 うう、、、情けない。 すまん、K嬢(^^; マジマジと確認してみます。 K嬢もぶつぶつと文句を言っています(^^; あ、ろくに地図を読まなかったお前が悪いって? はい、ご尤もでございます(^^; この日はどうやら一番乗りのようです。 トレースはうっすらと残っているだけでした。 気を取り直して、10:45再びスタートです! 吊橋を渡るといよいよ本格的なスノーシューハイクの始まりです! 雪が凄いな・・・ 綺麗な氷柱をゲットしてご満悦のK嬢。 ザックにも凶器が刺さっています(^^; 体がぽかぽかして美味しかったなぁ~。 この遊歩道には、目標物までの距離などを示す案内などは一切ありません。 ただただ先に進みます。 あのご親切なおじさんに改めてお礼を言いたかったのですが、生憎いらっしゃらないようでした。 ここまでくれは目的地の日光沢温泉はもうすぐです。 嬉しいなぁ~。 時間制入れ替えなのでどちらのお湯も楽しむことが出来ます。 しかも24時間入浴可能(^^) 最高のお湯を満喫することが出来ました(^^)/ 温泉の後は少し館内をぶらぶら。 レトロな雰囲気が素敵です。 この日の宿泊客は我々を含め4名。 とても静かな時間が過ぎて行きました。 夕食までは時間がたっぷり。 持ち込んだお酒もたっぷりです(笑) 時間が経つにつれ外が吹雪始めました。 そして待ちに待った夕食の時間です。 御膳で用意された料理がとっても新鮮! 美味しかったなぁ(^^) この日は宿泊客が少なかったので、薪ストーブのある談話室での夕食となりました。 外は相変わらず雪が降り続いていました。 食後の後は久しぶりにオセロを楽しみました。 結果は・・・内緒です(笑) その後は再び温泉と晩酌を楽しみました。 冬季の朝食は7:30からです。 ご飯がとっても美味しくて3杯食べちゃいました。 さて、この日光沢温泉には温泉の他にも有名なことがあるのです! それは看板犬「チャング・サンボ・わらび」三匹の存在(^^) とても可愛いと評判なので、我々も逢うことを楽しみにしていたのですが未だ叶わず・・・。 到着時は、吹雪で裏手の小屋に避難していたようです。 帰路につく準備をある程度済ませた後、旅館の方にワンコ達のことを聞いてみます。 あ~あ、残念(T_T) まだ寝てるんだって・・・。 諦めて看板で記念撮影をしていると・・・ なんと目覚めた一匹を連れてきてくれました\(^^)/ この子はチャング、サンボ・わらび達のお母さんです! 人懐っこく、とても可愛い(*^^*) K嬢も大喜びでテンションマックスです(*^_^*) 小屋から出してもらえたことが嬉しいのか動きまわってなかなか写真が撮れませんでした(^^; ひとしきり遊んだ後、部屋へ荷物を取りに向かいます。 すると今度は一番下の男の子「わらび」の登場です! 元気いっぱいに走り回ります(^^) K嬢嬉しそう(*^_^*) でも威嚇されてました(^^; 最後には娘さんの「サンボ」も登場し、三匹のワンコ達に逢うことも出来ました(^^) この子達に逢うために再訪される方も多いと聞きます。 私もまた遊びに来たいなと思いましたよ(^^) さて、楽しかった日光沢温泉を後にする時がやってきました。 昨夜から降り続いた雪は一晩で40cm積もったそうです。 余裕があればこの先の鬼怒沼湿原の見える辺りまでは行ってみようかと思っていましたが到底無理。 このまま帰ることとなりました。 往路はトレースが消えていると思われましたし、スノーシューと言えどもパウダーは疲れます。 よって、奥鬼怒遊歩道では無く、除雪された林道を歩くことにしました。 スノーシューからチェーンスパイクへと装備を変更します。 標高が下がるにつれて空が明るくなってきました。 どうやら下界は晴れているようです。 天気を気にせずフィールドに出るのは久しぶりです。 こういう贅沢な時間を過ごすのもたまにはいいね(^^) さあ次はどこに遊びに行きましょうか(^^) また戻って来られるといいなぁ。 ところが無事ではなかったのはこの車。 カチコチに氷ついていてドアも開きません。 仕方なくお湯をかけて解錠(^^; その後は、往路より積雪が増え更に難易度の増した林道を走り始めます。 走り始めると素晴らしい青空が広がり始めます。 ところどころ車を停めて写真を撮りたいなって思う風景にも出会いましたが、緊張する運転が続いていたので無理でした。 日光に戻ってからは地元でも有名な、たまり漬けのお店『上澤梅太郎商店』でお土産を物色。 こちらのお店、ほとんどの商品が試食可能でお茶やコーヒーまで飲むことが出来ます。 表面はカリっとして、しっかりと味の付いた木目の細かい餡が詰まっています。 いくらでも食べられちゃう美味しさです! こちらは「水」。 お値段同じく210円ととってもリーズナブル。 味付けは、お好みで醤油、ラー油、お酢を入れて調整します。 この日も中途半端な時間であったにも関わらずほぼ満席状態が続き、テイクアウトもたくさん売れていました(^^) そしてこの日、最後に訪れたのが中禅寺湖です。 あまりに天気が良かったので軽い気持ちでドライブにやってきたのです。 ところが、「いろは坂」はかなりの積雪。 途中パトカーが何台もいてタイヤチェックらしきことをしていました。 向こうに見える山は日光白根山。 ここもいつか登ってみたい山の一つです。 さて、今回はかなりゆるゆるのスノーハイクになってしまいましたが、癒しの旅を満喫することが出来ました(^^) 大人時間をくれた雪の『日光沢温泉』、これから毎年の定番となりそうです! さあ、この先は徐々にガッツリ系の雪山に向かいますよ! 今回も山友に感謝です!
by yama-nobori
| 2015-01-20 12:29
| 登山 2015
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Comments(3)
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sugishoo at 2015-01-20 21:53
こんばんは、ゆたかさん
今回は秘湯巡りとは洒落てるんじゃ〜ないですか! 夏の遊歩道にあんなに積雪があるんですか? それにしても奥鬼怒温泉郷の各旅館は 冬期営業で採算取れますかね?
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yama-nobori at 2015-01-22 15:54
sugishooさん、こんにちは!
秘湯の雪見風呂は素晴らしかったです(^^) あんなにのんびりと静かに過ごしたのは久しぶりだったんじゃないかなぁ・・・。 冬季の採算はなかなか厳しいでしょうね。 客としては最高なんですけどね(^^;
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ねも
at 2017-03-07 23:06
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あちらへのレスありがとうございます。
失礼しました。息子さんは中学生か小6か迷ったのですが、父上と一緒してくれるので、まだ小学生かと。中2でも付き合ってくれるとは将来有望じゃないですか! またまたK嬢と楽しそうです。このあたりはまさに秘境って感じですね。私は4年前の初夏に歩きました。 初日は中禅寺湖南側の社山-黒檜岳、2日目に金精峠から温泉ヶ岳-根名草山を経て日光澤温泉、最終日は奥鬼怒湿原に。軟弱な私にしてはよく歩いたものです。 シャクナゲやシロヤシオがきれいでしたが、温泉ヶ岳-根名草山あたりは残雪が多くて、ほとんど無雪期しか歩かない私は往生しました。非常に思い出深い山旅です。
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