『黒部の山賊』の舞台、裏銀座を歩く① 2014.08.13(水)~15(金) 


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一泊では登ることの出来ない未踏の山、歩いてみたいコースが数えきれぬほどあります。
今回はそんな山域の一つ、ずっと憧れていた裏銀座ロングコースを盆休みに歩いてきました。

とても楽しみにしていた『展望』は、ガス&雨などによりほとんど見ることは出来ませんでしたが、それでもやり遂げた充実感は半端なものでは無く、最高に楽しい山行となりました。


※この日、予定していたコースは次の通りです。
新穂高温泉⇒わさび平小屋⇒鏡平山荘⇒双六小屋⇒三俣山荘




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山屋さんの考える事は皆同じ。
『この長い休みを利用して普段歩けないところを歩こう!』

と、いうわけで、いつも通り車中泊で前入り。
予想通り、混雑した新穂高温泉の駐車場で朝を迎えます。

今回もほとんどの食事を自炊する予定だったので28kgの重装備。
本来の予定は3泊4日+1日(予備日)でしたから、食料だけでもなかなかの重量がありました。

これも冬に向けてのトレーニング!
でも重かったな・・・。



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天気予報では、初日はまずまずの登山日和、翌日は晴れのち曇り、その他は雨となっていました。

流石は、北アルプスの名だたる山々への玄関口である新穂高温泉。
早朝から気合を入れて準備をする方々がたくさんいらっしゃいます。

初めての山域なのでワクワク(^^)
楽しみだなぁ~。



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北アルプスは、本当に水が豊富で助かります。
標高2600m辺りでも給水可能なポイントがあるので携帯する水は最低限で済みます。

それ故、一度雨が降ると水に起因した事故が頻繁に起きるようです。
この清流も、帰りにはドエライことになっていました。



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さあ、いよいよです!
まだ見ぬ山域に胸が踊ります。

が!
ここからしばらくは、面白くもなんともない車道歩きが1時間程続くのです・・・。



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過去歩いたことのある北アルプスのコースタイム(CT)はかなり甘いものでした。
重装備であっても60%か半分程度の時間で歩けていました。

ですから、今回もCT10時間の行程なら休憩を入れても7時間くらいかな?と考えて計画を立てています。

ところがこのルート、ほぼ全てでCTオーバー。
決してのんびり歩いているわけでは無いのに、非常にシビアでビックリ!!

というわけで、計画そのものがかなり厳しいものであると早い段階で気づきます。
でも、実は天気が思わしくなかったので、1~2日、日程を縮める考えもありました。

諦めなきゃいけない山はどれになるのかなぁ~?

鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳、双六岳、三俣蓮華岳、ワリモ岳、祖父岳、雲ノ平が踏めればパーフェクトです(^^)


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初日の天気は予報通り上々です!
これなら翌日からの行程を楽にする為にも、ちょっと無理して三俣山荘まで進めるかな?




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アスファルト、砂利、アスファルト、砂利の退屈な林道に飽き飽き・・・。
途中、いつか登ってみたい笠ヶ岳の『笠新道登山口』を通過。

CTを少し過ぎた頃、ようやく第1目標のわさび平小屋に到着です。



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美味しそうなフルーツやビールが冷えていて目の毒でした。

人混みが苦手なので、装備調整を行い先を急ぎます。



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ここから20分間程は、再び林道歩きです(T_T)


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そしていよいよ、林道とお別れです!!ヤッタネ!!



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小池新道登山口の始まりです♪



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『小池』という文字に何故か反応してしまう私です(謎)



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よく整備された登山道を汗だくになりながら登って、秩父沢出合に到着。
とても気持ちの良い場所で、大勢の方が休憩されていました。



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空はまだ青空ですが変な雲が出始めています。
気圧計の数値も、天気が下り坂であることを示しています。



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秩父沢出合を過ぎた後は、大きなイベント(?)も無く、黙々と歩きます。
この頃になると、CTの厳しさがハッキリしてきたので逆に焦りが消えました。



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あらら。
あれほど美しかったキヌガサソウはこんな色になっちゃうんだ(T_T)
何気にショックw



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おお!



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おおお!!



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鏡池に到着。
この池に映る「槍ヶ岳・穂高岳」があまりに美しいのでこの場所に小屋を建てたんだそうです。

この日はあまり光が良くなくて、どんよりした雰囲気でした。



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鏡平山荘です。
ここで、これから始まる急登に備えエネルギーチャージを行います。



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エネルギー1



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エネルギー2



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エネルギー3



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さあ、弓折乗越を目指します!



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2週間程、北アの天気が極端に悪く、全然ヘリが飛べなかったのだそうです。

この日やっと天候が回復したので、急ピッチで各小屋向けに荷揚げが行われていました。



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振り返ると、穂高連峰と槍ヶ岳、そして先ほど出発した鏡平山荘が見えていました。



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つづら折りの登山道を上り詰め、ようやく弓折乗越に到着です。
ここから次の目標地点、双六小屋まではCTで1時間です。



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稜線に出ましたが、地味なアップダウンが続きます。
荷物が重いのでなかなかしんどい。


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歩を進めると景観がどんどん変わって行きます。
花達もかなり増えてきましたよ(^^)/



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稜線上は秋の気配。



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中央にひときわ存在感のある山と双六山荘が見えてきました。
そう、あれが鷲羽岳です!!

しかし、目標って見えてからが長いんだよね(^^;



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双六山荘は、双六岳(2860m)と樅沢岳「もみさわだけ」(2755m)の鞍部に建っています。

たくさんのテントが綺麗に咲いています(^^)




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とっても良い雰囲気。



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この時点では、2時間先の距離にある三俣山荘まで行くつもりでいました。

しかし明日は、早い段階から天候が崩れるとの情報を入手します。
よって、当初予定していた全工程を回るのは無理があると判断しました。

そこで、ここにベースキャンプを構えることにして、明日からは小屋泊まりを前提に、軽荷でスピーディーな山行を続けることにしました。




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そうと決まれば、サクッと設営(^^)



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飲んで(^^)



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食べて(^^)



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明日の天候回復を願いつつ、ちょっと横に・・・。

本当はカラフルな夜のテン場の写真を撮りたかったのですが、20:00前には夢の中へ・・・。
これがこの日最後の写真になってしまいました(^^;



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北アルプスはとても人気のある山域です。
それ故、経験&体力不足な人、装備不足の人が多数入山しています。
事実、足取りの怪しい方や、信じられないような装備の方を何人も見かけました。

他の山域に比べ、北アルプスはそのような方の割合が高いように感じます。

特に、数ヶ月も前から準備をしツアーなどで参加している方は、例え当日の体調が優れなくても無理やり登ってきている人もいるのかもしれませんね。

この日、目の前で救急搬送される方を見ました。

楽しく安全に登ってこその登山です。
油断すれば明日は我が身であると肝に銘じ、山登りを続けて行こうと思います。



※1日目のコースデータは以下の通りです。
 時間はCTであり実時間ではありません。

新穂高温泉
↓60分
笠新道登山口
↓20分
わさび平小屋
↓20分
小池新道登山口
↓70分
秩父沢出合
↓75分
シシウドが原
↓60分
鏡平山荘
↓60分
弓折乗越
↓60分
双六小屋

水平移動距離:13km
積算標高差:上り1,786m/下り290m
コースタイム(休憩なし):425分





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by yama-nobori | 2014-08-18 14:59 | 登山 2014 | Comments(2)
Commented by sugishoo at 2014-08-18 22:41
こんばんは、
Blog投稿ありがとうございました。
縦走経験も有りませんが、地図片手にゆっくり縦走の疑似体験を楽しみたいと思います。

*余談ですが、私の住む街で、町工場での慰安旅行の事を
「ヤマ行き」と昔から言ってます。

Commented by yama-nobori at 2014-08-19 16:42
sugishooさん、いつもありがとうございます!!

今回は雨の時間が多くスカっとした写真が撮れませんでしたが、
でも少しでもsugishooさんに雰囲気をお伝えできるよう、頑張りました!

コメントいただけると凄く励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします(^^)/


ところで「ヤマ行き」=「慰安旅行」とは何やら歴史がありそうですね(笑)
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