水はけもよく快適なテン場でした(^^) 1張1000円なので人数がいれば格安ですね♪ 準備を整え、ヘッデンが不要となるタイミングに合わせて出発します。 4:30、まずは西農鳥岳を目指します。 ※シルエットは鳳凰三山(左側)と金峰山。 目指す西農鳥岳は、いきなりの急登となります。 寝起きの体にはとってもきつい!! ちなみに、農鳥岳の標高は3026m、西農鳥岳は3051mと西農鳥岳の方が高いのです。 しかし、本峰扱いされているのは農鳥岳で、三角点はこちらに設置されています。 振り返ると間ノ岳が素晴らしい。 あの山頂からのパノラマを見ることが出来るのはいつの日か・・・(T_T) さあ、新しい一日が始まります。 目の前がモルゲンロートに包まれ、回りにいた登山者達からも感嘆の声があがります。 岩肌がモルゲンに染まっているのは5分間程、その後は急速に本来の色を取り戻して行きます。 そして光のリレーは西へ西へと移って行きます。 中央アルプスがモルゲンに染まる事はありませんでしたが、朝日に浮かび上がったその山容はとても神々しいものでした。 5:20、稜線に立ちました。 目の前には西農鳥岳の山頂と、雲海に浮かぶ富士が見えてきます。 南方向を見ると、南ア南部の秀峰、塩見岳が鎮座しています。 虹もかかって素晴らしい♪ ワイド側に引くと、塩見岳の横に、荒川三山、赤石岳などのディープな南アルプスの秀峰達が並んでいます。 5:27、西農鳥岳到着。 歩を進める度に変化する大パノラマ。 これが稜線歩きの醍醐味なんだよね(^^) ここに見えてる山、ぜ~んぶ登ったことがあるもんね! でもまだ稜線つなげてないんだよなぁ・・・。 山頂にいるみんなが幸せそう(^^) とてもマナーの良い韓国人パーティーが大勢いらっしゃいました。 この日の富士山は素晴らしい姿だったので、良い思い出になったんじゃないかな。 良かったねぇ(^^)/ 山頂でエネルギーチャージを済ませ、いよいよ本縦走の核心部に突入します。 CT6時間50分、標高差2200mを一気に下り奈良田に戻る、大門沢コースの激下りの始まりです。 去年はこの下りで膝を壊し、数週間調子が悪かったっけ・・・。 3000m稜線では、もう秋が始まっています。 この立派な道標は、S43.01.04、吹雪により下降点がわからず命を落とした登山者の遺族が建てたものです。 鐘をつくと、とても美しい音色が響きわたりました。 ご冥福をお祈りします。 7:02、下降開始。 写真では伝えきれない急傾斜やトラバース。 滑りまくるドロドロの登山道に、崩れかけた梯子や階段・・・。 いやーやっぱりここキツイわ。 膝を壊さないように静かに静かに歩きます。 登りでは絶対使いたくないなぁ、と思っていると、5人程の登山者とすれ違いました。 いるんだなぁ~、好きな人が(笑) ここでしばし休憩です。 美味しいお水をがぶ飲みし、頭から水を浴びてクールダウン! きっもちいい~! 小屋を後にしてからは沢沿いを進み、何本かのワイルドな橋を渡り渡渉を行います。 その後は再び長い樹林帯へ・・・。 たいした距離ではありませんが、アスファルトの道路は硬くて疲れます。 それにちっとも楽しくありません。 6時間50分を4時間30分で歩ききったのでなかなかのペースでした(^^) ※左の日傘がある方から降りて来ました。 しかし、このゲートを見るとあの日のことを思い出して仕方ないですわ(笑) ・・・ 実はまだ、ここで終わりではないのです。 駐車場までは、ここから更に地味に辛い、2km程の車道歩きが待っています。 取り敢えず「下山」という目標を達成した後なので、ここからは惰性でぼてぼて歩きます・・・。 ところがここでラッキーな出来事が! なんと、車に拾って頂きました~\(^o^)/うひょー! あ~助かりました。嬉しかったです! ありがとうございました! 実は渋滞の始まる時間帯が迫っていたので、今回温泉は諦めようと考えていました。 というわけで、今回もまた奈良田温泉でサッパリして帰路につくことが出来ました。 この後は、ちょっと渋滞に捕まりかけましたが比較的短い時間で中央道を通過。 16:30には自宅に到着することが出来ました。 ※あと30分遅かったら凄いことになっていました。 今回は足の調子も良く、故障すること無く下山する事が出来ました。 来週からは待ちに待ったお盆休み♪ 今まで歩いたことの無い山域をゆっくりのんびり沢山歩いて来ようと思っています(^^)/ 長いレポにお付き合い頂きましてありがとうございました!! ■コースデータ 出発高度:1550m (広河原インフォメーションセンター) 到着高度: 853m (奈良田冬季ゲート) 合計距離: 27.47km 累積標高(上り):2741m 累積標高(下り):3433m ↓励みになりますので、よろしかったら『ぽち』っとお願い致します(^^)/ 登山 ブログランキングへ
by yama-nobori
| 2014-08-07 15:52
| 登山 2014
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Comments(4)
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cyo-suke
at 2014-08-07 20:34
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おぉ、いいっすねぇ。
南は深くていい。 中央ばかりだから深い山は刺激があっていいです。 農鳥親父にも会ってみたいしw お盆は南の南を周回してきます。 それではごきげんよう♪
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sugishoo at 2014-08-07 22:07
こんばんは、yama-noboriさん
ありがとうございました、3日間に渡り楽しませて頂きました!!! 今回の縦走コース、しっかりと頭にインプットされました。 あなた様から、 「お宅も山登りされますか?」と聞かれ、 「はい」と答える人は、日本に数人しかいないと思いますよ。 次回を楽しみにしています。
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yama-nobori at 2014-08-08 15:58
お!cyo-sukeさん、コメントありがとう!
ディープ南ア良いですねぇ~。 去年歩いた荒川三山が忘れられません。 あの辺りには単発ばかりで登っているので、数日かけて縦走してみたいですわ。 レポ楽しみにしてますね(^^)
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yama-nobori at 2014-08-08 16:03
sugishooさん、長々と読んで頂きありがとうございました(^^)/
昨年までは真夏に山に入ることはあまりなかったのですが(混んでいるし、暑い!)、なんだか急に行きたいところが増えてしまい時間が足りない状態です(^^; また遊びにいらっしゃって下さいね!!
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