心洗われる法華経の聖地①@七面山-身延山 2017.03.04(土)~05(日)


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予備知識を持たないままで訪れた敬慎院での宿坊泊体験は新鮮且つ感動の連続だった。
下山後もあの時の素晴らしさが頭から離れることは無く、静かな積雪期の再訪を数ヶ月前から決めていた。

七面山(敬慎院)の記事へはこちらからどうぞ。

神社仏閣が大好きなA嬢とNくんへ連絡を取るとすんなりと日程が決まる。
良い経験になるだろうと思い息子くんに声をかけてみるも、お勤めがあり食事が質素で早朝に叩き起こされる宿坊泊を嫌がった。

まあ仕方ないよね...。

しかし二人の参戦を告げると二つ返事で行くのだと言う。
全くもって腹立たしいクソガキである。





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前入りしていた二人と道の駅で合流し、Nくんの車で登山口へと移動する。
早川町が近づくと、これから登る七面山が大きくなった。

途中車を停めてもらい、いつもの場所で布引山と笊ヶ岳を撮った。



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羽衣駐車場に到着すると、Nくんが素敵な会津土産を取り出した。
珍しいヨーグルトのリキュールである。



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宿坊での飲酒はご法度だ。
飲むなら今しかないとお清めのため早速ラッパ飲みを開始する面々。
こいつは美味い!

こんなにも汚れきった我々を、果たして七面山は迎え入れてくれるのだろうか。



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まずは白糸の滝を見学しようと歩き始めると、真っ白な白峰三山の姿が山間にあった。



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白糸の滝が静かに流れ落ちている。

滝にうたれ祈念をこらし、衆僧の阻止を振り切り登詣を果たしたことで女人禁制を解いた、徳川家康の側室であるお萬の方がその傍らで佇んでいる。
前回仕入れた知識を得意げに語り登山口へと戻った。



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8:10、一丁目となる鳥居で手を合わせ、登詣(とけい)を開始する。
憧れの敬慎院へ行けるとあってA嬢は気合い充分だ。



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杉並木の参道には厳粛な空気に包まれている。
大きな杉が立派だね。



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光の射す明るい参道を笑顔で登る。



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十三丁目「肝心坊」(903m)まで登ってきた。



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可愛らしい犬が飼われていたので暫く戯れる。

むむ。
何やら飲み物が売られておりますな。
ぷはぁ~!Nくんと私は空き缶を拾いました。

二本目への煩悩を断ち切り再び歩き始める。



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「高尾山よりきっついねぇ!」と息子くん。
前回の私と同じく、観光地だと思って舐めきっているこいつとは、やはり親子なのである。

七面山はなかりしんどいぞ。
まあ頑張ってくれたまへ。



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参拝者とすれ違う際の挨拶は、「こんにちは。」では無く「ご苦労様。」。
ここでも豆知識をひけらかしながら登り始めるが、下りてくる参拝者はいなかった。



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標高が高くなれば、それなりの積雪量があるはずだ。
この時期、参拝者は極端に少なくなるのであろう。

標高差1500mの表参道は、無積雪期であっても厳しい修験の道なのである。



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気温-3℃。
凍結箇所が増えてきたので息子くんへチェーンアイゼンを装着する。



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途中展望が開けると北岳が見事な姿を見せてくれた。




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三十六丁目「晴雲坊」(1401m)を通過。

だいぶ口数が減ってきたね。
頑張れよ。


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11:30、四十六丁目の「和光門」まで登ってきた。

門から先は酒、所謂、生臭物は禁忌となる。
どのような高僧であっても籠から下り、自らの足で歩くのだという聖域に入ると、私のような不謹慎者でも身が引き締まる。



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雪の着いた参道が静かだった。



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前回ためらった鐘を皆で撞いた。
登詣した人は自由に撞いて良いのだと教えて頂いていたからだ。



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11:50、49丁目である隋身門に到着となった。



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隋身門前の広場からは、雲海から頭を出した富士山を見ることができた。
僅かに見えているだけではあったが、新潟在住のA嬢は大きな霊峰の姿に大喜びである。



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さて、七面山の山頂はここから更に上にある。



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冗談で「山頂は止めて、もう敬慎院に向かおうか。」と言うと、息子くんとA嬢が大きく頷いたのでNくんと慌てて静止した。



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すっかり宿坊モードになってしまった二人を無理やり歩かせる。



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木々に下がったサルオカゼが風に揺れている。
前回と同じく森は静かで美しかった。



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「山頂へは行かない運動」で結託した二人の足取りが重い。
ぶつぶつと煩いので二人とは少し距離を置く。



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少し進むとトレースは無くなり、つぼ足ではかなり滑るようになった。



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しばらく登り、山頂が近くなった事を教えると、いつもの様に息子くんが駆け出した。



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12:50、七面山(1989m)登頂。

暫くの間、山頂を訪れた登山者はいなかったのだろう。
一切踏み跡の無い山頂に立つのは実に良い気分だ。



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程なくして到着となったA嬢に「やっぱり来て良かったでしょ?」と尋ねたところ、「展望も無いし全然うれしくない。登山道もつまらなかった。」と、予想に反した酷い答えに苦笑い。



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ま、まあ確かにその通りなんだけどね。



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「じゃあ、お楽しみの敬慎院に向かおうか。」
A嬢がにっこりと微笑んだ。



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下りは驚くほどに足取りが軽い。
「大崩れ」(ナナイタガレ)から見た霊峰富士は、先程よりも姿を見せてくれるようになっていた。



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広場まで下りてきた。



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隋身門を抜ける。

階段を下り始めるとA嬢がカメラを構えて動かなくなった。
山頂での反応とは雲泥の差、実にわかりやすい。



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14:00、50丁目「七面山敬慎院」の引き戸を開けた。



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前回同様、「お疲れさまでございました。」「ご苦労様でございました。」と笑顔で出迎えられ部屋へと通された。



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この日の宿泊者は15名。
我々が一番乗りだった。


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早速一番風呂を頂戴する。
たっぷりのお湯がとても気持ちよかった。
これでビールがあれば最高だ



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前回多くの時間を過ごした大やかんが懐かしい。



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撮影禁止である荘厳な本堂で手を合わせ、回廊を進み見学を楽しんだ。



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凍結した「一の池」が美しい。
Nくんと二人で畔へ向かう。


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割れろと念じた危ないから止めたほうがいいぞ?



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素晴らしいところでしょう?



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15:50、夕食の17:00まで時間があったので再び随身門から逢拝所へ向かうことにした。



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すると、前回見たいと願った額縁の富士山を拝むことができた。
なんて素晴らしいんだろうか...。



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この頃になると雲はすっかり低くなり、富士山が見事な姿を見せていた。



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さあ、敬慎院へ戻ろうか。



第二部へと続きます。
今回も最後までお読みいただきまして大変ありがとうございました。


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by yama-nobori | 2017-09-23 14:03 | 登山 2017 | Comments(0)
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