【ダイジェスト版】秋風薫る陽だまりの鳳凰小屋

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鳳凰小屋は深い山間に佇む、昔ながらの造りをした、とても小さな山小屋です。





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御座石温泉(旧:御座石鉱泉)を起点とした標高差1300mの燕頭山登山道と、青木鉱泉から登り始める標高差1500mのドンドコ沢登山道が、鳳凰小屋への最短コースとなります。



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何れの登山道も樹林帯の急登が続き、登山者を癒やしてくれる展望地は、さほど多くはありません。




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目標までの目安となる距離や時間の書かれた道標は一つも無く、厳しくも美しい、南アルプスらしい苔むしたコメツガの登山道が静かに続いています。




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自身と向き合いながら急登を上り詰め、しっかりと汗を搾り取られた頃、薪の香りと共にようやく現れるのが鳳凰小屋です。




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やっとの思いで辿り着いた鳳凰小屋ですが、目指す稜線はまだ見上げるほどに高く、展望はありません。



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喫茶店を移設したかのような今時の設備なども一切無く、軽食の提供すら行っておりません。



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けれど、この鳳凰小屋には、かけがえのない素晴らしいものが満ちています。



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年間を通して枯れることの無い、冷たくどこまでも清らかな南アルプス天然水が、生き物たちの命を育みます。



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この山でしか出会うことの出来ない固有種や、大変貴重な花の数々は南アルプスの宝物。



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支配人が腕を振るう毎日少し味の違うカレーライスは、鳳凰小屋の伝統ある名物です。



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晴れた週末の夜には、常連さんによる星空ツアーに遭遇するかもしれません。



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熾火を使った掘り炬燵のある談話室には、何もしなくて良い、贅沢な優しい時間が流れています。




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ランプの灯りは究極の癒やし。
楽しく語り合う声に、私はいつもうたた寝してしまいます。




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運が良ければ、天然記念物であるヤマネに出会えるかもしれません。



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鳳凰小屋から頑張って登ること約一時間、森林限界と共に展望が広がります。
眼前に聳えているのは、日本第二位の高峰「北岳」。




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尖塔を空に突き立てた地蔵岳オベリスクは、南アルプス北部の象徴。




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花崗岩の白砂と奇岩の連なる稜線風景は、美しき天空のプロムナード。



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稜線を優しく渡る風の中で広げた鳳凰小屋のお弁当は、質素故の贅沢品。




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鳳凰稜線の空はすっかり高くなり、秋風がウラシマツヅジを紅く染め、トウヤクリンドウを揺らしています。



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地蔵岳オベリスクの少し下、その愛すべき小さな山小屋は静かに佇んでいます。



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鳳凰小屋と、そこで働く気持ちの良い小屋番さん達に会いに行ってはみませんか。

山小屋は一期一会の通過点。
短い滞在時間だからこそ、登山者達が気持ち良く快適に過ごすことができるよう、若い彼らは日々奮闘しています。




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自らが楽しみ、いきいきと働く彼らの笑顔はまるで陽だまり。
忘れてしまっていたものを思い出させてくれるのです。




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「お疲れ様でした。」
「おかえりなさい。」

彼らの声を聞くこと無く小屋の前を素通りすることは、きっと難しいでしょう。



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便利なものは何も無いけれど、陽だまりの中で昼寝をしているかのような、優しい癒やしの時間が流れている鳳凰小屋は、私が最も通っている山小屋です。



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ここに来ると、人生にはあまり多くの持ち物はいらないんだなと心から思えるのです。



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秋風を薫れば、こんな大物に出会えるかもしれません。
今年は当たり年なようですね。



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鳳凰小屋で過ごした二泊三日の思い出の記事は半年後また改めて...
お察しの通り、松茸を自慢するためだけに書いた記事でした



おしまい。

今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。

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by yama-nobori | 2017-09-13 22:18 | 登山 2017 | Comments(0)
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