白銀の稜線をゆく②上州武尊山 2017.02.04(土)



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山頂でガス抜けを待つ第二部のスタートです。

第一部の記事へはこちらからどうぞ。




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ガス抜けを待っていると、次々に登山者達が到着するようになった。



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風は相変わらず強く、殆どの登山者達は長居することなく記念撮影を終えると足早に下りて行く。

しかししつこい我々は粘り続けた。
私にはどうしても見てみたい景色があったのだ。

ガスは抜けそうで抜け切らない。



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A嬢とSくんの二人が「富士山が見えたよ!」と喜んでいたが、私には見つけることが出来なかった。
ガスは濃淡を繰り返し、時折赤城山が見えるようになった。




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あ、あの双耳峰は燧ヶ岳だ。
至仏山もあと少しで見えそうだな。



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やや視線を動かすと、美しく伸びた稜線の先に奥白根山が良く見えた。
こちら側から見た男体山は意外にも潰れた山容をしており、錫ヶ岳が立派に思える。



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だんだんいい感じになってきたねぇ。



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登ってきた稜線上のガスは完全に取れたようだ。
しかし肝心の「あれ」は未だに見えない。



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うん、あれは浅間山だね。
私にもようやく富士山を見つけることが出来た。




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山頂に到着してから既に1時間20分が経過した。
それでも諦めきれず、広い山頂で右往左往しながらガスの切れ間に目を凝らす。

遠く南アルプス、八ヶ岳、北アルプスが姿を現したが、今日の目的は他にあった。




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見たい『あれ』はすぐ傍にあるんだけどね~。



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原始人は飽きたのか?



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強風に寄りかかる二人。



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そんな二人を他所に、私は慣れない山域での三座同定に大忙し。
お、あれはA嬢と出会った平ヶ岳ではないか。



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ガスが薄くなりはじめた北東方向を眺めている時だった。
逆側にいた登山者達から歓声があがる。



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思わず駆け寄ると、そこには念願だった白く輝く鋭利な尖塔の姿があった。
ようやく念願の剣ヶ峰が姿を現したのだ。

粘り勝ちだった。



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夢中でシャッターを切りまくる。
あまりに興奮していたらしく、原始人にはうるさいと笑われた。




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ひとしきりの撮影を終えた後、すっかり快晴となった山頂で三人揃って改めて記念撮影を行った。

流石は360°の展望を持つ独立峰。
素晴らしい眺望だった。



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12:30、満たされた我々は、ほくほく顔で下山を開始する。
なんと1時間45分間も極寒の山頂で過ごしていたようだ。



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下山行程はその全てが素晴らしかった。



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空の色は碧を通り越し黒に近い。
紺碧の空とはこの色を指す。

勝鬨をあげたA嬢が映える。



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山頂を離れると風はすっかり弱くなっていた。
平坦地では皆が思い思いの時間を過ごしている。

ここは天国か。



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西黒尾根を引いた谷川岳に目を奪われた。
ガスは間もなく取れるだろう。



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往路では気付くことの出来なかった、風が創り出した芸術作品が稜線上のいたるところにあった。




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さあここからが本番だ。
ゆっくりと楽しもうじゃないか。



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下りちゃうのが勿体ないもんね。



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徐々に剣ヶ峰が近づいてくる。



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冬季武尊山、やはり主役はこの剣ヶ峰なのだろう。
同じような写真を幾枚も山に撮らされた。




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ホームの山域とは全く違う山並みには、すっかり心を奪われた。
この山行以降、Sくんは随分と上州の山々にも登ったようだ。
私も少しづつ足を運ぼうと考えている。



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おっさん達の笑顔がゴーグルに映る。
A嬢もきっとニコニコなんだろう。



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貸し切りみたいだね。




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適度な難易度と凝縮された雪山の美しさが、この武尊山の魅力なのだろう。
来シーズンの再訪を早くも誓い合った我々である。



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ホイップクリームを垂らしたような滑らかな雪面が美しい。




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白毛門、一ノ倉岳、谷川岳、苗場山。




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まだまだ知らない山が数多くある。
来シーズンは少し通ってみようかな。




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この三枚はお気に入りの写真となりました。



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往路ではどんなところを歩いているのか知る由もなかった剣ヶ峰を登り返す。




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標高2020mの頂には息を呑むほどの絶景があった。
やはり雪山は、晴れてなんぼなのである。



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振り返り、武尊山の白と空の碧を目に焼き付けた。



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最高の景色だったね。



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ん?何やってんだ?



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ああ、いつものやつか。

さすが「う〇こBBA」の異名をもつA嬢の作品は秀逸であり、駆け出し画伯とは年季が違う。
美しい雪の上には、二つの儚い命の作品が残された。




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じゃれ合う二人。

いつもの『俺史上最高に楽しい山だった!帰りたくねぇ~!』を連発するSくん。
次はいつみんなで登れるかなぁ。



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さあ降りようか。



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さらば剣ヶ峰。



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この日に見た樹氷は、今シーズン一番の美しさだった。
原始人ですら足を止め、目を細めている程なのだから尋常ではない。




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ボーダーであるA嬢は、ボードを持ってこなかった事をしきりに悔やんでいた。




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スタート地点が近づくと原始人が身を投げた。
武尊山の美しさに己の醜さが恥ずかしくなったのだろう。




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下りリフトに乗る不甲斐なさを嘆きながらA嬢も死んでしまった。




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う~ん、帰りたくないもんねぇ。



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これ程下山を寂しいと感じた山行はあまり記憶が無い。




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リフトに乗ると、完全な姿の谷川岳が見えていた。
ここまで晴れ渡った厳冬期の谷川岳は珍しいだろう。

素晴らしい天候に恵まれた一日に感謝しつつ、14:50下山完了となった。




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センターハウスでしばし休憩し、駐車場へと向かう。
いつも何かをやらかすA嬢が心配だったので、彼女が走り始めるのを見送った。

Sくんはちょっと寂しそうだった。
また何か企画するからね。



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下山後は以前から念願だったこちらのお店にやってきた。
疲れているのに長い運転をありがとね。



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訪れたのは片品村にある「芳味亭」。
名物はボリューミーでとても美味しいこの唐揚げだ。
頼めばマヨネーズを用意してくれるので覚えておくと良いだろう。




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ちなみにこちらは通称「はげもり」。
おそらく三合は盛られているだろう。
”はげ”は「激しい」の意味である。

心も胃袋もすっかり満たされ店を出た。
さあ、帰ろう。
運転よろしくね。

帰宅は驚くほどに早かった。
ほんの少し瞬きをしただけなのに地元の最寄りインターを降りていたのだから群馬は近い。

『よく寝てたなこのやろぉ。』と原始人に寝言を言われたことだけが心外だった。
人に運転させて眠りこけるなんて、そんな失礼なことをするわけが無いじゃないか。

次回もまた「俺史上最高に楽しい登山だった!」を聞かせてくれよ!
運転は任せた!

おつかれさまでした(^^)/



おしまい。


今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。

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by yama-nobori | 2017-08-09 22:51 | 登山 2017 | Comments(0)
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