牛ノ寝通りから初狩へ③@小金沢連嶺 2016.10.09(日)~10(月)



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白谷丸で朝を迎える第三部のスタートです。

第二部の記事へはこちらからどうぞ。





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ご来光に期待しツェルトから顔を出して目を疑った。

……。

寝ている間に核戦争でも起きたのか。



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昨夜の星空、そして晴天予報はどこへ行ったのだ。
朝飯を作りふてくされながらパクついた。



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それでもなんとかガス抜けが始まり、これから歩く稜線が姿を見せるようになる。
淡い期待を抱きながらその時を待つ。



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5:55、残念ながらこれが限界だった。
どうやら他の山域では素晴らしい朝を迎えたようであったが、ここ小金沢連嶺のガスは抜けきらなかった。



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まさか白谷丸でブロッケンに出会おうとは....。



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7:00、傷心の中撤収を終え、縦走を再開する。



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まずは湯ノ沢峠まで標高を落とす。



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さらば白谷丸。
次回は息子くんを連れて行きますね。
その時はバッチリ頼みます。


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これから歩く縦走路を俯瞰する。
標高2000m程度からとは思えない素晴らしい眺望だ。



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7:13、「湯ノ沢峠避難小屋」(1656m)で水を採った。



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湯ノ沢峠以南からの連嶺を南大菩薩連嶺と呼ぶ。
南大菩薩連嶺に乗ると程なく、この日最初に踏む「大蔵高丸」が見え始める。

笹原を緩く登れば山頂はすぐに現れる。



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7:55、「大蔵高丸」(1781m)登頂。
富士山の好展望地だが残念ながらガスの中。



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振り返ると白谷丸が見えていた。
※右肩の白い砂地


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次に向かうのはハマイバ丸、かやとのトンネルを進む。



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再び視界が開けると、御坂山塊に富士山が浮かんでいた。
これより先、小さなアップダウンを繰り返しながら緩やかに標高を下げて行く。



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やはりこの縦走路は富士山が見えなくちゃ。



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8:20、「ハマイバ丸」(1752m)登頂。
漢字では「破魔射場丸」と書く。

ちなみに、この地域周辺に多い「丸(マル)」とは、朝鮮語での「峰」を指す。
かつて甲斐には高句麗からの渡来人が多かった。
南巨摩郡・中巨摩郡・北巨摩郡の「巨摩」、南部町にある「新羅神社」などもその名残である。



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次に「天下石」を目指す。
方向は大谷ヶ丸である。


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8:50、「天下石」(1592m)通過。
山頂の文字はあるが、ここを「頂」として認識するのは難しいだろう。

ちなみにこの東側には真木小金沢林道から登ることの出来るさほど難しくないバリエーションルートがある。
大峠への冬季ゲートが閉められた後に手っ取り早く小金沢連嶺に乗りたい時には利用すると良いだろう。



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9:00、米背負峠(米背負のタル)を通過。



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100m程を登り返す。


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9:20、「大谷ヶ丸(おおやがまる)」(1635m)登頂。



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次に目指すは、この縦走最後の一座となる滝子山である。
僅かな区間ではあるが、大谷ヶ丸直下からはルートがやや不明瞭となるので注意したほうが良い。



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ルートが正しければ、踏み跡は濃くなりリボンが導いてくれるようになる。



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広い尾根は収束し、やがて尾根を巻くようになる。



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10:05、源鎮西八郎為朝と白縫姫が祀られているという伝説を残す「白縫神社」に到着。
この小さな鳥居と祠の側には「鎮西ケ池」があり、標識には「鎮西ケ池山頂」の文字がある。
しかし何故ここを「山頂」と呼ぶのだろうかといつも不思議に思っている。



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やや強い斜度を登りきれば滝子山への稜線に乗る。



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方向を右に変え、さらにひと登りすれば視界が開ける。



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10:15、「滝子山」(1590m)登頂。
残念ながらガスが強く展望は無かった。
しばらく休憩をとった。




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10:45、下山開始。



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道標に従い初狩駅を目指す。



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人工物を見るのは、山中で過ごした日数以上に久しぶりに感じた。
山と向き合った、とても静かな二日間だった。



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ガスに飲まれている滝子山を振り返る。



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13:00、中央本線にて帰宅した。

今回は公共機関を使い、効率的な縦走を楽しむことが出来た。
いつもマイカーばかりの山行で車の回収に頭を悩ませてきたが、今後は積極的に利用してみたいと考えている。
これが理由で、まだまだ歩けていない尾根が多すぎるのだ...。

それにしても、まだ秋の記事を書いていることに呆れ果てている。
2016年の山はまだ数座残っている上に、冬山もそれなりに楽しんだ。
記事は溜まっていく一方だ。

もういっその事、季節が追いついてくれれば良いのだが...(^^;



おしまい。


今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。

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by yama-nobori | 2017-05-09 21:23 | 登山 2016 | Comments(4)
Commented by sen230727 at 2017-05-09 23:48
今回の縦走コースを登山地図を広げ確認しました。丹沢山系同様、この大菩薩嶺の山域も広いですね。平成26年
7月にこの周辺を登りましたが好天続きでラッキーでした。7月20日、花名山石割山では登山者より富士山撮影
者が多くいました。この後、23日~24日で富士宮から富士山を登り終え、27日に上日川峠から大菩薩嶺・峠
とループコースで下山しました。絶好の晴天でここから見る富士山は今まで見た中で一番!静岡からの若い登山者
は下山してから再度登ってきたと見惚れていました。下山後、車で狭いカーブの山道通り清流・水の郷百選の小菅川撮影に行きました。ここが今回の縦走スタート地点とは!車でもかなりの時間走行した記憶があります。
次回息子さんとの登山では、白谷丸での絶景が見られるよう期待しています!
Commented by yama-nobori at 2017-05-13 13:12
sen230727さん、こんにちは!

大菩薩は上日川峠から歩かれたんですね!
確かにあそこで晴天に恵まれれば最高の富士山です(^^)/
小菅川に撮影ということは、その後は雲取山でしょうか。
やはり貴殿もブログ等で記録を公開すべきです!
またご連絡くださいね(^^)

Commented by ねも at 2017-05-14 18:09 x
ゆたかさん あちらへのレスありがとうございます。
このあたりは良いところと強く同意します。東京にいたころに歩けばよかったのですが果たせず……
静岡に転居後、2回に分けて、湯ノ沢峠→滝子山、湯ノ沢峠→大菩薩峠と歩きました。どちらも晩秋から初冬、晴れて南アルプスはじめ大展望で忘れられない山旅です。
なるほど途中で泊まるという手もありますね。そのうちにやってみようかな。初夏や真夏はどんな感じなんでしょうね!?
Commented by yama-nobori at 2017-06-02 21:05
> ねもさん

ほんとお返事遅すぎてごめんなさい(^^;
小金沢連嶺最高ですよね!
私は何度歩いたか(泊まったか)わかりません。

夏は笹が緑になってそれは素晴らしい風景です!
朝ならバッチリ富士山が出迎えてくれますよ(^^)/
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