息子くんと行く日光観光①@日光白根山 2016.08.12(金)~14(日)



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日光白根山(にっこうしらねさん)は、栃木県日光市と群馬県利根郡片品村の境界にある標高2,578mの山である。
山を「さん」として呼ぶのは、山を人格化して敬愛したことがその元になっていると考えられており、御嶽山・白山・白根山などがその代表である。
日光白根山は関東地方の最高峰であり、これより北・東方向に高い山はない。





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夏休み中の息子くんに行きたい場所を聞いてみた。
すると性懲りもなく横文字の観光地を挙げ始めたので、軽く聞き流した大きく頷いた。
子供らしい観光地で遊びたいという気持ちは痛いほど良くわかる。

「よし、望みを叶えてやろう。」


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車に数日分の着替えと自炊道具を積み込んだ。
半分寝たままの息子くんを車に放り込み、やって来たのは丸沼高原スキー場。
到着寸前まで寝ていた彼は、足元に置かれた登山靴を見て状況を把握したようだ。



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私にとっても貴重な三連休である。
本来ならどこぞのバリエーションでグハグハ喘いでいたかったが、息子くんの笑顔を見たかったのだ。



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互いに歩み寄って穏やかに解決することを「妥協」と言うが、大人の世界では、それはしばし一方的な力関係で行われ、反抗すれば「協調性」が無いと叩かれる。
妥協とは、そもそも同じ方向を向いている相手間とで行われるものであり、真反対の価値観を持つ相手とは成立しない。
学校で教えてくれないことを教えるのは親の責任だ。



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我ながら完璧な妥協点への到達に大満足だった。

文明の利器を利用出来る山域は全て「観光地」と呼ぶのが山屋の習わしだ
標高を金で買い、一気に「ロープウェイ山頂駅」(2000m)まで上がる。
やったね!
ほら、山頂駅だって!
つまりは山頂だ\(^o^)/


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眼前に大きい日光白根山を眺めながら足湯に浸かることができる。
ここが山頂だと思っている、足湯好きな息子くんは大喜びである。


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西方向の山々は残念ながらガスの中だった。


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標高2000m標柱の前で、あのでかい山は何かと尋ねられて言葉に詰まる。
大人の汚さを教えることも親の大事な責務なのである。

日光白根山、素晴らしい山容だ。


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完璧な観光地っぷりに息子くんも嬉しそうである。
もっと笑えよ


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9:15、獣避けゲートを抜けて歩き始めた。


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登山道は良く整備されている。


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高尾山ばりの人の多さに、息子くんの機嫌はすこぶる悪い。
誰に似たんだろうか


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登山者をガシガシ追い抜くと、斜度が増して登山道らしくなった。



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登山道の途中から、燧ヶ岳の双耳峰が良く見えた。



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気温が高く汗が吹き出す。


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暫く進むと視界が開けた。
ここまで殆ど視界が無かったので、この瞬間は胸がすくようだった。

火山らしい風景が雄大だ。


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前半飛ばしすぎた息子くんはかなりバテていた。
「お前情けないなぁ、小さい子に抜かれてるぜ?」


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心のスイッチを軽く突付くとターボに火が着いた。
再び登山者達をガンガン追い抜きながら登って行く姿が頼もしい。



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小さなピークが散見し、山頂はどこだろうかと辺りを見渡した。



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ん?あそこなのかな?


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岩を登りきると、そこは唐突に山頂だった。


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狭い山頂に人が群れている。
順番で流されるようにして写真を撮る。

「これだから観光地は...」と心の声を口に出してしまう息子くんに強い血のつながりを感じつつ、滞在時間1分間程で山頂を離れた。
観光地に行きたいって言ったのはお前だろ?


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山頂標柱のある岩稜は狭かったが、山頂部はとても広い。



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五色沼を見下ろすことの出来る場所へと移動し、ゆっくりと休憩をとった。



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日光白根山は遠く南アルプスからも見ることのできる一座である。
この日はガスが強く残念であったが、本来なら素晴らしい展望の山なのであろう。



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但し、グリーンシーズン中の再訪は二度と無い。


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下山は弥陀ヶ池方向から周回することにした。
ロープウェイにも乗せる事が可能なので、登山道では多くの犬を見た。


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鷹匠がいたのには驚いた。



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こちらのルートはやや足場が悪く、急な登山道であった。
危なげなく下りてくる息子くんの成長がとても嬉しい。


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美しい水をたたえた弥陀ヶ池が神秘的だった。


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少し休憩し下山にとりかかる。


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途中、避難小屋を通過し往路でのルートと合流となった。


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13:30、下山完了。



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さて、今回は観光地巡りが目的だ。

私の時代と同じく、息子くんの小学校の修学旅行先は日光だった。
立ち寄り湯を探し始めると、日光湯元のこの旅館に泊まったという息子くんが、思い出話とともに案内してくれた。
湯の花が浮いた素晴らしい温泉だった。


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戦場ヶ原・湯滝・竜頭の滝などをそれぞれ3分以内でやっつけて巡り、旅の思い出を二人で重ねた。

余談ではあるが、卒業式のプログラムに、学校生活での思い出などを暗唱する「卒業コール」というものがある。
私の卒業式での台詞はこんな内容だった。

「男体山を見ながら(なんたいさんをみながら!)、船で渡った中禅寺湖(ちゅうぜんじこ!)」

しかしあの日は土砂降りの雨だった。
強風だったのだろうか、船が出港できなかったばかりでは無く、そもそも男体山はガスの中だった。
大人は嘘つきだということを教えてくれた、素晴らしい卒業式に涙した。

思えば小学校生活で習った、人生で最も役立った最後の授業であったように思う。



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観光を満喫した後は翌日の登山口にやってきた。

世界的な観光地の道端で車中泊させられる息子くんが実に不憫である。
湯葉を食べたいとのリクエストがあったが、あれは健康に良くない味のぼやけた大豆のカスだと諭し、業務スーパーで買ったやっすい食材で自炊した。

息子くんよ。
恨むなら私に嘘を教えた学校を恨むが良い。
明日も紛うことなき観光地だ。
ゆっくり休めよ。

おやすみなさい。


第二部へはこちらからどうぞ。
今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。


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by yama-nobori | 2017-02-28 20:41 | 登山 2016 | Comments(2)
Commented by ねも at 2017-03-02 12:07 x
あちこちすみません。
息子さんは小学校高学年くらいですか? 楽しそうです。
私も2010年夏、妻と当時高2の息子、中2の娘と同じコースを歩きました。ロープウェイだからとなめていたら結構歩き応えあったような記憶が…… 私たちも足湯に浸かりました。
息子さんは山にもときどき付き合ってくれるのですか? 自慢話で恐縮ですが、妻・娘(大2)と昨夏、白山に登りました。お天気に恵まれ歩きやすい道でグー。家族と年1回は夏山と思っていますが、何季ぶりか復活してうれしかったです。
Commented by yama-nobori at 2017-03-02 20:45
> ねもさん

息子くんは中学校2年生です。
凄く幼くてまだまだ子供です(^^)
いつまで一緒に歩いてくれるのかわかりませんが、今は毎週のように行動を共にしています。
記事が遅れているので登場はまだまだですが、雪山も頑張ってるんですよ!!

白山いいなぁ、未踏です。
しかも晴天でご家族と登られたのでは、南アも霞んでしまうのでは??w

古い駄文だらけの記事をたくさん読んで頂き恐縮です。
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