人気ブログランキング | 話題のタグを見る

展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15564840.jpg
横尾山(よこおやま)は、山梨県北杜市と長野県南佐久郡川上村の境にある標高1,818mの山である。
秩父山地の西端域に位置したこの山は、太平洋へ注ぐ富士川と、信濃川に名を変え日本海へと流れ着く千曲川の分水嶺となっている。
尾根が東西に長く伸びていることが山名の由来である。





展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15565249.jpg
登山口は「信州峠」(1460m)にあり、小川山の登山口である瑞牆山荘からは15分での移動となった。

小川山の記事へはこちらからどうぞ。


展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15565891.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15565847.jpg
この峠はJR小海線が開通する以前の信州と甲州を結ぶ重要な交易路であった。
私も韮崎側から野辺山へ向かう際の抜け道に時々利用しているが、横尾山に登るのは今回が初めとなる。

15:15、駐車場へ車を停め、目の前の階段を登り入山する。
CTは往復2時間30分、標高差は349mとお手軽な行程だ。




展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15565964.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15570028.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15565771.jpg
樹林帯をゆっくりと進む。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15571016.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15571122.jpg
ミズナラの林が美しい。
奥秩父特有の重厚感のある暗さが全くない。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15571171.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15571366.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15570950.jpg
やや強い斜度を登るとカヤトの尾根が見え始めた。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15572240.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15572317.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15572336.jpg
標高が上がるにつれ視界が開け、つい先程下りてきたばかりの小川山、そして瑞牆山と金峰山が見えるようになった。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15572090.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15572983.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15573038.jpg
15:50、「カヤトの原」まで登ってくると一級品の展望が広がった。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15573575.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15573130.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15572876.jpg
季節と時間帯を選べば、周囲に遮るものの無い大展望の中を気持ち良く歩くことができそうだ。

風に揺れるカヤトを進む。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15572900.jpg
この山のアヤメも櫛形山のように減ってしまったのだろうか。

櫛形山の記事へはこちらからどうぞ。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15573684.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15573622.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15573793.jpg
やがて尾根は細くなる。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15573474.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15574227.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15574328.jpg
樹林帯に入ると小さなアップダウンが連続する。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15574412.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15574564.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15574280.jpg
視界の悪い通過点でソロ男性と遭遇、互いに腰を抜かすほどに驚いた。
ややガスの多い、平日の遅い時間に歩いているのだから変態明確な目的をもった登山者なのだろう。

山梨百名山を追いかけている、同志だったのかもしれないな。
思えばここ数ヶ月間の山行で人を見たのは久しぶりだった。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15574966.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15574998.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15575117.jpg
岩が多くなれば山頂は近い。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15574800.jpg
少し進むと「それ」とわかる光景が見えてきた。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15575939.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15580699.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15580633.jpg
16:10、「横尾山」(1818m)登頂。
所要時間55分での到着となった。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15575868.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15580051.jpg

山頂は比較的広く展望も良い。
この日は初夏の霞がかかり、南アルプスや中央アルプスはぼんやりとしか見ることが出来なかった。
目の前の八ヶ岳、北東の男山~天狗山~御座山も、やや霞んでしまっていたのが少々残念だった。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15580547.jpg
しかしこの横尾山ならばいつでも再訪することができる。
素晴らしい展望の一座に巡り合うことができて大満足だった。

少し休憩し下山に取り掛る。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15581214.jpg
開放感のある尾根歩きが爽快だ。
ましてや、かつて登ったことのある山々に囲まれているこの尾根は、立っているだけでも嬉しくなってくる。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15581258.jpg
展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15581109.jpg
右から金ヶ岳・茅ヶ岳、その向こうにうっすらと櫛形山。
その左手には僅かに残った未踏の山梨百名山、曲岳・黒富士が並び富士山が浮かぶ。

この挑戦を思い立ってから約3ヶ月、明確な目的を持った山行の日々はもうすぐ終わる。
数字遊びに興味は無かったが、今思い返してみると実に充実した楽しい毎日だった。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15581101.jpg
瑞牆山は異色の存在感でそびえ立ち、金峰山が大らかに裾野を広げている。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15581904.jpg
空気の澄み渡るこれからの季節、南アルプスや中央アルプスを眺めながらカヤトの尾根を歩けば、素晴らしい山時間を過ごすことが出来るだろう。
山梨百名山のおかげでまた一つ素晴らしい山と出会えることが出来た。

雪が着いたら飯盛山まで歩いてみたいと考えている。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15582037.jpg
下山後は次の登山口へと移動して車中泊、翌日からも山梨百名山を数座登る予定である。
7月からは生活環境が大きく変わり、天気図次第で山に向かうような生活とはおさらばだ。



展望の山稜@横尾山 2016.06.17(金)_f0344554_15581948.jpg
青空に眩しい瑞牆山を眺め、残り少なくなった人生の夏休みをとことん楽しもうと思ったことを懐かしく思い出した。
山梨百名山、完登まであと僅かである。



おしまい。


今回も最後までお読みいただきまして大変ありがとうございました。


↓励みになりますので、よろしかったら『ぽち』っとお願い致します(^^)/


by yama-nobori | 2016-12-11 21:44 | 登山 2016 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 山は招く@雨乞岳 2016.0... 黒木の覆う静かなる山@小川山 ... >>