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秀麗富嶽十二景 扇山 2016.04.25(月)



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扇山(おうぎやま)は、山梨県大月市と上野原市の境にある標高1138mの山である。
西側の百蔵山、北側の権現山とをあわせて郡内三山と呼ばれており、山梨百名山及び秀麗富嶽十二景に選定されている。

百蔵山と扇山は、JR中央本線を使用することで無駄なく縦走することが出来る。
中央自動車道や大月市内から眺めるこの二座は、実に大らかなどっしりとした山容をしており好展望の頂を有する。
アクセスの良さも手伝って、その人気は高い。





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百蔵山へは、つい先日ひょんなことから単発で登ってしまっている。
また、同日の午前中には「雁ヶ腹摺山」へ登っており、その帰り道に思いつきで立ち寄ったためにあまり時間が無く最短ルートのピストンとなった。

故に、扇山の魅力を正しくお伝えできていない点をご容赦いただきたい。



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百蔵山と扇山が並んでそびえるその姿は、それが標高1000m程度の山とは思えない程に悠々と構えている。
大月市内に入れば否応なしに目に飛び込んでくるその山容は、常に登山者達の登頂意欲を掻き立ててきたのではないだろうか。



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車の場合、ナビは「大月カントリークラブ」を設定すると良い。
登山道は「梨の木平扇山登山口BS」から付けられており、目の前には僅かながらの駐車場もある。



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13:15、標高584mの「梨の木平」を出発する。
CTは83分である。


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道標は豊富であり、道も良く踏まれている。


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ヒトリシズカとイカリソウが群生しており見事であった。

20分程歩くと水場がある。
登山道や林の雰囲気、水場の有無等々、お隣りの百蔵山とそっくりなんだなと思いながら標高を上げて行く。



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やや標高が上がってくると展望の開ける場所があった。
しかし午後の光の中で見ることのできた富士山は、既に雲と同化してしまっていた。



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雑木林の中は少々単調な上りが続く。
標高差の割にキツく感じたのはそのためであろうか。



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思いの外疲れた頃ようやく尾根に乗る。
この分岐を左手に進めば百蔵山だ。



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分岐までやってきてしまえば山頂は近い。
緩やかな明るく広い尾根をのんびりと進む。



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14:08、登頂
53分での到着となった。


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山頂は広く、週末などには賑やかな時間が過ぎて行くのであろう。
しかしこの日は誰にも会うことは無く、すっかり背景と同化してしまった富士山に、より一層物寂しくさせられた。



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14:31、休憩の後に下山を開始する。
CTは50分である。


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15:04、下山完了。

今回は実につまらない登り方をしてしまったが、扇山からの展望は間違いなく素晴らしいはずだ。

登山道、広い山頂の風景、これら全てがお隣りの百蔵山に良く似ている。
百蔵山へも同じように最短ルートをピストンしており、その時も、富士の姿はぼやけた残念なものだった。
しかしあちらにはキラキラとした楽しい思い出が残っている。

やはり山の魅力は「山」そのものだけには留まらないのであろう。
季節・天候・体調・ルートは無論のこと、共に登った仲間との時間も山の大切な一部となる。

この二座については、気の合う友人とお喋りを楽しみながら登ると良い。
そして素晴らしい富士の姿に感嘆の声をあげるのが、この山の正しい登り方なのではないだろうか。

いつの日か、天候に恵まれた日にルートを変え、友人と再訪してみたいと考えている扇山である。



おしまい。

今回も最後までお読みいただきまして大変ありがとうございました。


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by yama-nobori | 2016-05-09 20:09 | 登山 2016 | Comments(0)
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