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積雪の天子山地@竜ヶ岳~雨ヶ岳 2016.01.27(水)



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天子山地(てんしさんち)は、山梨・静岡県境を南北に走る長さ23kmの山地。またの名を天守山地(てんしゅさんち)という。

富士山西麓の前山をなし、御坂山地の南西に位置しているこの天子山地には、最高峰の毛無山(1964m)をはじめ雨ヶ岳・天子ヶ岳などが連なる。東麓には朝霧高原、西は富士川左岸まで達する長大な山地である。
観光地で例えるならば、「白糸の滝」から「本栖湖」までを指すといえばわかりやすいであろうか。
ちなみに、国内に26座もある同名山の最高峰は、この天子山地の「毛無山」である。

今回は、本栖湖からこの「毛無山」までを縦走してみようと軽い気持ちで歩き出し、しっぺ返しをくらった、とほほなレポをお届けしたいと思います。





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前日の夕方テレビに映った富士山があまりに綺麗だったので、その景観を楽しめる山に登りたくなった。

今回の縦走で最初に目指すのは「竜ヶ岳」(1481m)である。
この竜ヶ岳には、登山を始める30年程前、本栖湖でキャンプを楽しんだついでに登った記憶があった。
そんなこともあり、高尾山よりお手軽な山のイメージが頭の中にできていた。
後に目指す「毛無山」(1964m)もたいした標高ではなく、距離にしても一周17kmに満たない短い縦走である。
起点となる本栖湖、下山口である朝霧高原周辺の土地勘も十分に持ち合わせている。

うん、竜ヶ岳~雨ヶ岳~毛無山周回の夏道CTは11時間程度だから、まあ70%で8.0hってところかな。
バスの時刻表だけ調べておけば楽勝だね。

朝、自宅を04:30にスタートし、「県営本栖湖駐車場」に到着、準備を終え歩き出したのが06:00。
富士五湖の内、自宅から最も遠い本栖湖でさえこの時間に歩き出せるのだから、このエリアはアクセスが良く大変都合が良い。



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ヘッドライトを灯して車道を歩き、まずは「本栖湖キャンプ場」(909m)へと入って行く。



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キャンプ場の敷地に入ると、目の前に富士山が現れた。

意図せずに飛び込んでくる富士山の近景には、いつも「はっ」とさせられる。
普段感覚的にもっている山のスケール感より、遥かに、圧倒的にでかいのである。
見慣れてくるまでは不気味でさえある。



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キャンプ場内に設置された、無数の「竜ヶ岳」への道標とトレースに導かれ進んで行く。
ほどなくしてゲートが現れ、これを越えるといよいよ登山道となる。



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緩やかな斜度の登山道をつづら折りに登っていく。
竜ヶ岳までのCTは2.5hである。

それにしても全く記憶が無い。

まあ前回は雪では無かったし、「登山なんて疲れることやる奴の気が知れないぜ」という、ある意味歳相応に正しい尖ったお年頃だったのだから仕方あるまい・・・。
最近では前日食べた夕食すら思い出すことが出来ないし



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出発した本栖湖が見下ろせるようになってきた。
すると木々の向こうになにやら白い峰々が見えている。

げ、、、、白峰三山じゃないか。
しかも徐々にモルゲンロートに燃え始めているのが分かる。
う、、、、もっと早くに出発すれば良かったよ・・・。



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この後登山道は向きを変え、その姿を隠してしまった。



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進行方向に竜ヶ岳の頂が見えるようになった。

白峰三山はあの真後ろにある。
山頂からその姿を眺めることは出来るんだろうか。



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やがて笹が主体である登山道となった。
それと同時に視界が開け、朝霧高原に浮かぶ富士山が姿を現す。

なんて美しい裾野を引く山であろうか。



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御来光を眺めようと考えていた「見晴らし台」(1222m)までやってきた。

しかし少々早すぎた。

見晴らし台から先に視界を遮るものは無さそうなのでそのまま進むことにした。
人気の山なのであろう、トレースはバッチリ付けられており、ツボ足で問題なかった。



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そして7:12、富士山五合目あたりから清々しい光がほとばしった。

さてこの竜ヶ岳、12月3日頃〜1月9日頃にはダイヤモンド富士を見ることが出来ることで有名である。
この頃になると、テレビでも盛んに放送されるので記憶されている方も多いことであろう。
元日には登山渋滞が起きるというから驚きだ。

しかしこの竜ヶ岳、本当に有名なものは別にある。
おそらく日本全国の子供から大人まで、この竜ヶ岳を見たことの無い人はまずいない。
とは言っても一部分だけなのではあるのだが・・・。

この話の続きは記事の最後でご紹介させて頂くことにする。



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それにしても素晴らしいお天気だ。
空気も澄んでいて遠方の山々まで良く見渡せる。
尚更、白峰三山のモルゲンロートが見たかった・・・。



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昨年登った御坂山塊、十二ヶ岳。



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白峰三山がとても気になる。
竜ヶ岳の山頂に展望はあるんだろうか。

スピードが上がる。



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あっ!!
見えたっ!!



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やがて正面に、この後目指す雨ヶ岳~毛無山が見え始める。
完全に視界が開けそうだ。



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そして7:35、「竜ヶ岳」(1485m)登頂。
1.0h程CTを巻くことが出来た。



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なるほど、ここがダイアモンド富士の撮影場所か。
素晴らしい展望台じゃないか。

本栖湖キャンプ場辺りに車を停めることができれば(この日は除雪されていなかった)、1時間もあれば登ることが出来るこの竜ヶ岳、人気があるはずだ。
でも私が釘付けになったのは富士山よりこちら側。



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左から、青薙山・笊ヶ岳・聖岳・赤石岳・悪沢岳・小河内岳・蝙蝠岳・塩見岳・広河内岳・農鳥岳・間ノ岳・北岳・櫛形山・アサヨ峰・鳳凰三山を同定することができた。



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最も左の黒い手前の山が笊ヶ岳、その右に僅かに見えている白い頂が聖岳、そして赤石岳・悪沢岳と続く。



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右側から雄大に伸びている稜線は白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)である。
その更に左方向に続く白峰南嶺が実に見事だ。



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白峰三山の右奥には鳳凰三山の影から僅かに仙丈ヶ岳も見えているようだ。
盆地を挟んで八ヶ岳も良く見ることが出来た。



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竜ヶ岳、素晴らしい展望じゃないか。
全く覚えていなかったけど
次回は三脚を担いで撮影山行に訪れてみよう。
月明かりで歩くのも悪く無さそうだ。



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8:00、たっぷりと展望を楽しみ、竜ヶ岳をあとにする。

次に目指すのは「雨ヶ岳」(1771m)、そのCTは2.2h。
まあ同じ条件なら9:30頃には到着するだろう。

よゆうよゆう。



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雨ヶ岳へは一度「端足峠(はした峠)」(1262m)まで223m標高を落とし、509m登り返す。



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徐々に積雪が増えてきたけれど、トレースがバッチリ付けられていて快適であった。




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8:20、「端足峠」(1262m)通過・・・しようとすると、逆方向に付けられたトレースが1つとスノーシューの踏み跡だけになる(右斜め上方向に向かう)。

ん??



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いきなり足を取られ始めた。
雪質が重く、一歩一歩がとても苦しい・・・。



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徐々に斜度が強くなりずるずると後ろに滑りだす。

アイゼンの前爪が欲しいレベルの場所も現れ、苦しくて写真撮影している余裕すら無かった。
この日はチェーンスパイクとワカンしか持って来ていない。



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あまりにロスが大きいのでワカンを付けるも雪質が悪く深く沈み込んでしまう。
ここから牛歩の歩みとなった。



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スノーシューの浮力が羨ましい・・・。
完全に装備を誤ったようだ。



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数歩進んではぜぇぜぇと息を吐き、そして整える。
まさか毛無山の前衛山でこんなに辛いとは・・・

それでも標高は徐々に高くなり、先程登頂を済ませた竜ヶ岳が目線の下になった。



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進行方向が明るくなるとようやく雪が締まりだし、多少歩きやすくなる。



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登山道が方向を変え、雨ヶ岳山頂を虚ろな視線に捉える。



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振り返ると富士山がその見事な裾野を広げていた。
富士山を見るのがなんだか久しぶりに感じる。

さて、山頂から南アルプスを見ることは出来るのだろうか。



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やがてスノーシュートレースの主殿に追いついた。
道を譲って頂いた後は、下り方向のトレースのみとなり再び沈み込みがきつくなる。



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さあ、あと少し頑張ろう。



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そして平坦地が近づいてきた。



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10:30、「雨ヶ岳」(1768m)登頂。

結局CT通りの2.2hでの雨ヶ岳到着である。
この後、毛無山を通過し下山口までCT通りに進めたとしても5.5h必要となり、下山時刻は16:00となる。
更に、2時間に1本のバスに乗り本栖湖に戻る必要があるので、タイトな行程が予想された。



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毛無山の標高は1945m、その間アップダウンもありトレースを期待することも出来ず、今までの行程より更に条件が悪くなりそうだ。
また、この先にエスケープルートは無いので一歩足を踏み出したら縦走を完了させるしかない。

うん、無理だ・・・、破綻してるよねこの計画。



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雨ヶ岳山頂からは残念ながら南アルプスを見ることは出来なかった。
進行方向上にある「タカデッキ」(1921m)まで進めば、南アルプスが望める素晴らしい展望が広がるとのことであったが、もう心が折れた。

低山舐めてごめんなさい・・・。



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というわけで、本腰を入れて飲むことに休憩することに。

雪で椅子とテーブルを作ってカップラーメン。
食後にコーヒーを飲みました。

無風で暖かくみじめな最高の気分です。



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昨日テレビでみた富士山よりずっと素晴らしいよ。



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富士山の右側には伊豆半島。
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こちら側の斜面は雪が少ないですね。
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左側には富士山の側火山である大室山の向こうに、白い丹沢山塊が良く見えていました。




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タカデッキまでピストンしようかと何度も考えてみるがやっぱり無理。
疲れちゃったな。

でもこの天子山地、とっても気に入りました。
また晴れた日に、改めて計画を立て再訪することを誓い、1時間程景色を楽しみ山頂を後にしました。




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さらば雨ヶ岳!
11:35、下山開始。


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この景色に下山はご機嫌。



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しかし気温が上がり踏抜きが激しくなりました。
やっぱり無理して進まなくて正解だったな。



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端足峠まで戻って来ました。

復路は竜ヶ岳には登り返さずに本栖湖に下り、平坦な車道である「本栖湖湖畔線」を楽々と歩いて戻ることにしました。
タイミング良くバスでも走っているようなら乗っちゃおう。

なんだか疲れちゃったんだよ。



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竜ヶ岳を西から巻き、本栖湖目指してずんずん標高を落とします。



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そして本栖湖が近づきました。
ふぅ~疲れた。

あとは車道をのんびり歩いて・・・

んんっ?
んんんんんっっっ!?


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本栖湖湖畔線は除雪されていませんでした・・・。

いくつかある踏み跡は凍りついていて足を取られます。
かといってトレースの無い場所はプチラッセル。。。

おいおい、、、どうしていつも外輪山に来ると下山後に苦しむんだよ。



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まだかよ・・・。
ほんと疲れました、勘弁して下さい。



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結局4km程歩かされ、ようやく除雪されていない理由がわかりました。



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冬季閉鎖・・・。

うん、これからはきちんと下調べしよう。
竜ヶ岳登り返したほうが楽だったかもしれないなぁ。



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除雪って素晴らしいね。
すいすいと歩けますわ。。。



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やがて本栖湖キャンプ場を通過し、無事駐車場に戻って来ることが出来ました。
到着したのは14:00、本来のズサンな計画では、同時刻に毛無山の縦走を終え、「道の駅朝霧高原」BSでバスを待っている予定でした。

いや~参った参った。


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こちらが今回のルートです。



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さて、そうは言っても時間はまだ早く、お天気はご覧の通りの快晴です。
よし、久しぶりに日本人なら知らぬ者のいない「あの風景」を撮影しに行ってみるか!

このまま風が無ければ写せるはずだ。



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訪れたのは、先程の駐車場の対岸にあたる西北岸。
富士山の右側に見えているのは竜ヶ岳です。

さてさて、この風景、見覚えがありませんか?



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これなら如何でしょう?

そう、厳密にはここよりやや標高を上げた「中ノ倉峠」から撮影された逆さ富士が、旧五千円札・新千円札のモデルとなったのです。
ちなみに、写真そのものがお札に使用されたわけではなく、写真家「岡田紅陽氏」の撮影した「湖畔の春」を基にデザインされたものが使用されています。

ね、貴方も竜ヶ岳を目にしたことがあったでしょう?

この日は残念ながら逆さ富士にはならなかったので、横着して湖畔のまま撮影しました。
撮影場所へは、民宿・レストラン「浩庵」の裏手を30分程登ると行くことが出来ますから、チャンスに恵まれた方は向かってみては如何でしょうか。




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さて、そんなわけで少し撮影を楽しんでいると竜ヶ岳~雨ヶ岳の上空に珍しい現象が現れました。



積雪の天子山地@竜ヶ岳~雨ヶ岳 2016.01.27(水)_f0344554_11345532.jpg
彩雲です。



積雪の天子山地@竜ヶ岳~雨ヶ岳 2016.01.27(水)_f0344554_11350145.jpg
積雪の天子山地@竜ヶ岳~雨ヶ岳 2016.01.27(水)_f0344554_11350118.jpg
山行の最後に良いものを見ることが出来ました。

無理して毛無山まで進まなくて本当に良かった。




積雪の天子山地@竜ヶ岳~雨ヶ岳 2016.01.27(水)_f0344554_11350443.jpg
しかし私は諦めが悪いのです。
未だにちょっともやもやとしています。

いつの日か、あの稜線をつなげて天子山地を全山縦走してやるんだ!!

但し、次はちゃんと計画をたてますけれど。。。



おしまい。


今回も最後までお読みいただきまして大変ありがとうございました。



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by yama-nobori | 2016-02-01 12:50 | 登山 2016 | Comments(2)
Commented at 2016-02-04 20:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yama-nobori at 2016-02-05 08:37
> PPK_Japanさん、おはようございます!

遊びにいらしていただき恐縮です。

ブログも書かれていらっしゃるんですね!
素晴らしいお写真の数々(^^)
ゆっくり読まさせて頂きます。

トレースありがとうございました!!
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