晴天の後立山縦走@爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳② 2015.07.11(土)~13(月)




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種池山荘を後にし、爺ヶ岳へと向かう第二部のスタートとなります。






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さて、種池山荘から爺ヶ岳まではCT1.0hです。
日の出がおおよそ4:30なので3:30に小屋前をスタートしました。




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標高2670mの爺ヶ岳は鹿島槍ヶ岳の南側に位置し、南峰、中央峰、北峰の3つのピークを持っています。
雪解けの季節、安曇野方面から「種まき爺さん」の雪形が見られる事がその名の由来となっています。

月明かりに浮かんでいるのはその爺ヶ岳南峰となります。




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さて、とぼとぼと歩いていると・・・なんと25分で到着してしまいました(^^;
北アのCT・・・読めない。

おそらく1.0hというのは中峰までのことだとは思いますが、それでも35で十分ですな。




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中峰に向かおうかなとも思いましたが、面倒なのでここで待機。
かなり気温が下がり風もあったため、久しぶりに手袋を使用しました。




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それに、南峰からだとこの構図で写真が撮れるから(^^)

センターの種池山荘が可愛らしいでしょう?
これが見たくて爺ヶ岳へは過去5回訪れているんです。
残雪期には冬季専用ルートである南尾根からも容易に登頂可能です。

私は鹿島槍ヶ岳より爺ヶ岳と針ノ木岳が好きなんですよね。




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4:35、爺ヶ岳中峰の肩より、本日の太陽が顔を出しました。




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うん、いい朝だ。



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槍ヶ岳も良く見えてる。
さあ、鹿島槍ヶ岳へ進もうか。



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「爺ヶ岳中峰」(2669m)にも立ち寄りました。




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うん、中峰から眺める、立山バックの種池山荘もいいね(^^)
素敵な陵線だ。



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右から戸隠・黒姫・妙高・火打山・雨飾山辺りが見えているのかな。
その左はもう日本海か・・・。

あのあたりもゆっくり歩いてみたいなぁ。
北アより、たぶん自分には合ってると思う。




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その反対側には毛勝三山・劔岳・別山・真砂岳・立山・・・。
なるほどここは後立山だ。



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さあ、まずは冷池山荘を目指そう。



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少し歩いて、樹林帯まで一度下がり軽く登り返します。




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5:45、種池山荘からも見えていた「冷池山荘」(2410m)に到着です。




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例によってこの池塘が「冷池」です。しょぼい
自分の中の池塘No.1は平ガ岳かな。
案の定、この小屋は人がわらわらと出発準備をしていたので足早に立ち去ります。
営業小屋も冬季小屋も宿泊経験ありですし(^^)




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振り返ると歩いてきた爺ヶ岳からの陵線と冷池山荘が見えています。

第一部で書いた通り、ここのテン場はかなり離れています。
この高さまで登ってきて、ようやくテン場が現れます。




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種池山荘に比べれば遥かに展望の良いテン場ですが・・・。
トイレは小屋にしかありませんし、フラットな場所はかなり少なめです。
種池山荘までの登山道はサンダルではとても歩けません。
きっと男性の多くはここで用を足して




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短い雪渓を越えるとキヌガサソウが咲いていました。
今年は見ることができないかなと思っていたのでラッキーです(^^)




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あれは鹿島槍ヶ岳の前衛の山「布引山」(2683m)です。




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この日は八ヶ岳・富士山・南アルプスが雲海に浮かんでいました。
ここまで来ると流石の富士山も小さいなぁ・・・。

以前新潟のA嬢が八ヶ岳に来た時、富士山の大きさに喜んでいたのがよくわかるな。




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振り返ると今まで歩いてきた陵線が全て見えています。
鹿島槍ヶ岳のピークにはあまり興味がありませんが、この陵線を眺めるのは実に気持ちがいい。




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「布引山」(2683m)を通過し、鹿島槍ヶ岳へと向かいます。




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深田久弥は日本百名山の中で次のように書いています。

「鹿島槍は私の大好きな山である。高い所に立って北アルプス連嶺が見えてくると、まず私の眼が探すのは、双耳峰を持ったこの山である。北槍と南槍の両峰がキッとせり上がっていて、その二つをつなぐ、やや傾いだ吊尾根、その品のいい美しさは見倦きることがない」

山頂は南峰(標高2,889 m)と北峰(標高2,842 m)からなる双耳峰であり、吊尾根と呼ばれるなだらかな稜線で繋がっています。
まず目指すのは、目の前のピークである南峰となります。




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やはり気になるのは、何度見ても見飽きることのない、今まで歩いて来た種池山荘からの陵線の美しさ。
そして左手にずっと見え続けている劔岳の姿です。
標高が上がるにつれ、徐々に日本海がよく見えるようになってきました。




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さあ、あと少し。
前を往く登山者も後ろを歩いている登山者もみな軽装です。
冷池山荘からのピストンが多いようですね。




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さあ、いよいよだ。



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7:25、「鹿島槍ヶ岳南峰」(2889m)に到着です。
真面目に歩き出した爺ヶ岳からのCTは3.5h、実タイム2.5hでしたから、CTの70%で歩いて来たことになります。
今後の北ア縦走にとって重要なデータ取りが続きます。



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既に見飽きた感がありますが、ぐるっと山頂からの景色を再度撮影し・・・・




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人のいる南峰は1分で退散です。

たいていの登山者は何故か北峰には向かいません。
往復たった1.0h程度ですし、ここからが面白いのにな・・・。





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八峰キレットと北峰の分岐がある吊尾根を下り始めます。
前方一番奥に見えているのが白馬岳、手前が五竜岳です。




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するとひょっこりメスの雷鳥が現れました。

周りには4~5羽のヒナが走り回っていましたが、ぶれぶれ写真になってしまいました(T_T)
とても警戒心の強いお母さん雷鳥で、子供達に逃げるよう指示しているみたいでした。
子供達には「ぐえぐえ」とは鳴かず、実に優しく可愛らしい声で話しかけるんですよ。




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上は先程までいた北峰、下が南峰です。




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ここが八峰キレットとの分岐点です。
ザックをデポし、北峰を目指します。



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北峰(2842m)を踏み、南峰のピラミダスな山容を楽しみました。
南峰からは誰もやって来ないようです。



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さて、気になるのはここからです。
この先は八峰キレットと呼ばれる難所に入って行きます。
まず目指すのはキレットのコル部に建てられた「キレット小屋」(2470m)です。
下の写真ではセンターに写っています。

ここ北峰からは380mほど標高を下げることとなります。
でも距離はあんなに短いのにCT2.0?
ほんとかなぁ・・・。
高度感もたいしたことないし・・・。



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難所に入るということなのでヘルメットおじさんに変身します。
なかなか危険だと聞いていますがその実力は如何に。

ちなみに八峰キレットはヘルメット奨励山域です。
やるべきことはやっておきましょう。

いずれ、強制される山域が増えるんでしょうね。
ただ、そうするとスキルや体力とは関係なしに『ヘルメット着用=入山許可証』になるんじゃないのかなぁと危惧してはおりますが。



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8:20、日本三大キレットのひとつ「八峰キレット」へ突入します。



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ず、ずいぶんと良い道なんですね(^^;




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え~ほんとに・・・この程度なの?
いや、待てよ。
この先にきっと恐ろしい箇所が出てくるに違いない。




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う~む。
鎖・・・触ることすらないわ(T_T)
不帰キレット、大キレットに比べれば格段に難易度が下がるようですね。




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というわけで、8:56分、キレット小屋に到着(2470m)。
CT2.0hの下降は36分で終わってしまいました。
写真撮らなければ30分切りますね・・・。

CTの30%と・・・メモメモ。
北ア縦走にはバスなどの公共機関を使わざるを得ない場合があるので、こういうデータ取りって重要。
北アはまだまだわからないや。
もっと歩かなきゃね。

ネットの無い時代は読み古したガイドブックと対比しながら実際に歩いて体で覚えたもんです。
登山者と登山者、登山者と山小屋ももっと濃い関係で、得られる情報はどれも貴重なものでした。

このキレットも変に情報を見たからいけないんですね。
かなり恐ろしげな写真を見てきたので刷り込みが起きていたようです。
みんな写真が上手だなぁ(^^;

よく直前に山の状況を細部まで確認している人がいるけれど、それって魅力半減しませんか?
コースは地形図から想像するのが楽しいですよね。
今回は自分で勝手につまらなくしちゃったよ、反省(T_T)


と、ネットに情報を流す私(笑)



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期待が大きかった分、かなり裏切られた感もりもりでキレット小屋にやって来ました。



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入り口と自炊場を軽く見学。
外にとても大きな綺麗なトイレがあったので、もしかしたら館内にはないのかな?



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時間的に、今後どちらから来てもキレット小屋を利用することは無さそうだけど、エビスを発見っ!!
これはこれで泊まる価値がありますな、うむ。

さてさてここで考えました。
ここから五竜山荘まではCT5.0h。
その先の唐松山荘まで足を伸ばしてもCT7.0h、おそらく実タイムは5.0h程度ですから・・・山頂でかなり遊んでも15:00には到着するのか・・・。
基本的に小屋の中にいること自体が嫌いだからどうしたもんか。

この日の宿はまだ決めていません。
五竜山荘にするか、唐松岳頂上山荘にするか・・・。

まあいいや、少し歩きながら考えよう。
うむ。



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山座同定の勉強を済ませ、いよいよ本丸である未踏の五竜岳を目指します。
しかし毛勝三山良い山だな・・・よしネットで調べよう




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さらば鹿島槍ヶ岳!!
さらばキレット小屋よ!!



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この先は地形図を見る限りかなりのアップダウンが待っていそう。
やっとハイキングコースが終わったな(^^)

ガスかからないで待っててね、五竜岳さん!!


頑張るぞ~!!

第三部へと続きます(^^)/



今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。


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by yama-nobori | 2015-07-15 22:23 | 登山 2015 | Comments(0)
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