残雪の立山を満喫しました♪『別山~真砂岳編』 2015.04.23(木)


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からの続きとなります。


飛騨山脈の北部に位置する立山は、雄山(おやま)、大汝山(おおなんじやま)、富士の折立(ふじのおりたて)の三峰の総称で、その最高峰は標高3.015mの大汝山です。
立山三山と言えば、別山、雄山、浄土山を指しています。
立山という山名は、越中平野に立ちはだかる様に峻立することから付いたとされています。

立山は修験の山域です。
その世界観は、今日まで伝わる立山曼荼羅に描かれた世界を見ることで、窺い知ることができます。
立山山域の各所には、開山伝説に基づいた、浄土と地獄にそれぞれ比定され、立山を巡拝することで死後の世界を擬似体験し、形式上「他界」に入り「死」から戻ってくるという修行を積むことができ、超常的な力(法力)を身に付けることができると考えられるようになったそうです。

立山浄土としては、立山三山、なかでも雄山は仏そのものであり、阿弥陀如来の仏国土である極楽浄土の象徴とされ、地獄は、現在の地名にも残る地獄谷であり、ミクリガ池は、血の池として、また、剱岳は針山地獄であるとされています。


さて今回は、GWに計画を立てていらっしゃる方からの急いで欲しいとのご要望もあったので、少しでも早くレポを書き上げたいと考えています。
よって、細かくなってしまい大変恐縮ですが、まずは立山三山の一座を含む、『別山』から『真砂岳』までのレポとなります。
山行計画の一助となれれば幸いです。





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この日の行程は奥大日岳に比べ遥かに長いものとなります。
前日より少し早い5:20起床、気温は-12℃、ほぼ無風状態です。





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昨夜は一度、25:00頃に目が冷めました。
朝改めて確認してみると、小粒の氷が降り積もり、我が家の冷蔵庫が埋まりつつありました(^^;





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簡単に朝食を済ませた後、6:30、立山縦走を開始します!!





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こらこら、クラックで遊ぶのは止めましょう(笑)





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6:35、これから向かう別山と真砂岳の間から朝日が登ります。





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まずは別山乗越に向け標高を上げていきます。
夏道の場合は、海の見える新室堂乗越経由か、雷鳥沢を上り詰めるルートを選択することとなりますが、冬季に於いては好きなところを好きな様にルート取りをして問題ありません。





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昨日登った奥大日岳方面が、昨夜の氷(雪?)で更に白くなったように感じます(^^)





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ルート取りが不安な方は、数カ所設置されている赤旗を追うのが良いと思います。





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この日も他に登山者の気配はありません。
昨日同様、良く締まった雪にアイゼンを効かせ、二人だけの山行を続けます。




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別山乗越までは標高差約400mの上りです。
急登が苦手な方はジグを切るのも良いでしょう。





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眼下の地獄谷からは「しゅーしゅー」とガスの吹き出す音が聞こえて来ます。
その他聞こえてくるのはK嬢のアイゼン音と、雷鳥の鳴き声のみ(^^)







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鞍部に小さく剱御前小舎が見えてきました。
まず最初の目標点です。




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左のなだらかな部分が真砂岳、中央の平に見える部分が立山の三座、一番右にあるのが浄土山です。
別山は見えません。





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日本海側には白山が浮かんでいました。





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この広い山域に取り付いているのは我々だけです。
いやー、なんて気持ちがいいんだろう!!





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ハイマツに近づくと雷鳥の足跡があり、羽を拾いました(^^)
辺りを探してみましたが残念ながら発見は出来ず・・・。

でもK嬢が気になっているのは別のもののようです。





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それは、一ノ越の上に見えている槍ヶ岳でした(^^)





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さあ、ここまで来れば剱御前小舎はもう目の前です。





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剱御前小舎(2760m)に到着です。
しかし、あまりに雪が無いので驚きました。
こういう年もあるんですねぇ。






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これは2014.05.04の同小屋の写真です。





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小屋の向こうに回りこむと、劔岳を望むことが出来ます。
でっかいねぇ~!!




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しかし、私が気になっていたのは劔岳の右側にある後立山。
これは白馬三山です。

別山から見る後立山は格別なのです。
この後、ガスがかからないといいなぁ・・・。




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さて、ここからはほぼ夏道となります。
アイゼンを解除し、ツボ足で登ることにしました。




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多少雪がありますが、ツボ足で問題なく進めると思います。
この日は特に危険を感じる場所はありませんでした。




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左手には劔岳、右手には別山の後に向かう、立山への縦走路が見えています。
うん、やっぱり夏道みたいだね。




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ああっ!
大好きな針ノ木岳も良く見えてる(^^)




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さて、別山には頂上が2つあります。
最高点は北峰(標高2,880m)で、まずは祠の建てられている南峰(標高2,874m)から踏むことになります。
山頂部には「硯ヶ池」がありますが、この時期は流石に雪に埋まっています。

右手奥に祠が見えて来ました。





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別山南峰に到着。
奥に見えているのがこのあと向かう、真砂岳と立山です。
ここは一旦、左方向に稜線上を進みます。





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右奥のピークが北峰です。




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最後は完全な夏道となりました。





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ここから眺める後立山はまさに別格です。
思い出深い山々がずらっと並び、その中でも、数ヶ月前に敗退した唐松岳が良く見えていて感慨深いものがありました。





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鹿島槍ヶ岳。




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五龍と唐松岳。





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白馬三山。





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眼下には、剱沢キャンプ場の管理棟と、剣山荘が見えていました。





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別山登頂おめでとう!!





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素晴らしい日に登ることが出来て良かったね(^^)





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う~ん、最高だ。
今年は五竜と不帰のキレットに行ってみようかな~。





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さて、そろそろ次の真砂岳に向かおうか。





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真砂岳へは南峰の祠の前を通り、緩やかに標高を下げ、緩やかに登り返します。
左手の一段低くなっている砂地の丘が真砂岳です。





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ガレ場を下ります。




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K嬢の後ろに見えているのが、先ほどまでいた別山の南峰です。





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右手下方向には、朝出発した雷鳥沢キャンプ場が見えています。

この緩やかな斜面ではBCが盛んに行われています。
2013年、大規模な表層雪崩が発生し、7人が死亡する山岳遭難事故が発生した場所でもあります。





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さて、ここで一つ注意点があります。
このまま夏道に沿って真っ直ぐ気持よく進むと、真砂岳の山頂を踏むことは出来ません。
この看板を見たら左に登っていきます。





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振り返って別山。
よって、この場所を右手にゆる~く登ります。





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すると右手に小さな岩場が現れます。
前方に見えるピークは富士ノ折立です。





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この地味な場所が真砂岳(標高2,861m)の山頂です。
富士ノ折立と真砂岳の間の内蔵助カールでは、多年性雪渓を見ることが出来ます。





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真砂岳の山頂直下、東北東0.4kmの真砂尾根上に内蔵助山荘(うちくらのすけさんそう)があり、面白いメニューを提供することで有名です。




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地味な山頂ではありますが、やはりここからの眺めも最高です!!
うっかりすると通過しやすい真砂岳の登頂を是非お忘れなく!!(笑)





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後立山のオールスター達が貴方を待っています!





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以上、現場よりK嬢がお伝え致しました!!(^^)


この後いよいよ、立山(雄山・大汝山・富士の折立)に向かいます。
『立山縦走編』を今しばらくお待ちください。ツカレタ・・・

続き書けました(^^; ガンバッタ



今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。


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by yama-nobori | 2015-04-27 16:51 | 登山 2015 | Comments(0)
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