登山は計画段階から始まっているのです@乗鞍岳 2015.04.08(水)


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乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称です。
日本で19番目に高い山であり、火山としては富士山・御嶽山に次ぐ高さを誇る日本百名山の一つ。

一般車両が通行できる日本最高所の有料道路である乗鞍スカイラインを利用することで、夏山シーズンには多くのハイカーが訪れます。

私にはこの「お手軽」イメージが強くあったために、何かのついでに登れればいいや程度で長年過ごして参りました。
そして後にレポ予定である山行の前哨戦として「ついで」程度の思いで乗鞍岳登山を計画しました。






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冬季は乗鞍スカイラインが閉鎖されている為、Mt.乗鞍スノーリゾートを起点として山頂を目指すことになります。
通常2本のリフトを乗り継ぎ標高を2000mまで上げた後に歩き出すこととなりますが、4/5に営業終了。
この事を知ったのは登山2日前の友人とのチャットからです。
危険だ~(^^;

でもでも、ということは誰もいないゲレンデを歩いて好き放題にシリセードが出来る!
トレースはあるだろうし、山そのものはハイキング程度、お気楽に絶景を見てやろう!
乗鞍岳を登るのは「今」しかない!

さて、いつもの様に前入りの為「休暇村乗鞍高原」で車中泊を行いました。
心配していた路面に雪や凍結は一切なく無事に到着、明日に備え早めの就寝となりました。





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ところが目覚めてみると、辺り一面雪だらけ。
スタッドレスのままで良かった・・・。




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乗鞍岳へは、この「休暇村乗鞍高原」か「乗鞍高原スキー場の第3駐車場(やまぼうし前)」から歩き出すのが一般的らしいので前者から歩き出します。
お気軽ハイキングの為、のんびり7:20スタートです!





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気温はー6℃、元気なK嬢と歩き出しますが・・・。
「ん?」GPSが指す方角と違うなぁ。
K嬢は畳平から乗鞍岳へは登ったことがありますが、このルートは二人共初めてです。

早速の道迷いで右往左往。
とりあえず駐車場に戻り地図を確認しますが、どの方向に向かって良いか良くわからないので後者の「第3駐車場」をナビにセットし車で移動。
仕切り直しとなりました。





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正規の駐車場を発見し、7:50リスタートです。





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ゲレンデマップを確認し「夢の平クワッド」を、目指して歩き始めます。
現在地は菱型赤印の「D」です。





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「レストランやまぼうし」です。
どうしようも無いダメ写真ですが、これが後に、この日のベストショットとなるのです(^^;





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青空の下、真っ白な誰もいないゲレンデを気持ちよく歩くはずがお天気が冴えません。
昨夜の雪といい、ちょっとずれているのかな?
天気予報ではほぼ「晴れ」のはずでした。




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約10分程歩いて「夢の平クワッド」に到着。
ここから先は、このリフトに添って歩き続け、次の「かもしかリフト」を目指します。




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青空だったらさぞ気持ちよかっただろうに・・・。
長い長いゲレンデ歩きの始まりです。





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うーん、なんて寒々しい「絵」なんだろうか・・・。
テンション下がりまくりです(^^;





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歩き出してから1時間後の8:50、夢の平クワッドの終点にある「三本滝レストハウス」に到着。
あ~あ、雪まで降ってきちゃったよ(T_T)




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この後は「かもしかリフト」に添って歩き始めます。
この辺りから斜度が強くなり始めたのでアイゼンを装着。





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スタートから1時間40分後、標高2000mの「かもしかリフト」最上部に到着です。
この付近の斜度は35度ですから、もうへろへろ。
リフトが営業していれば、ここが登山者の起点となります。





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「かもしかリフト」最上部からは「ツアーコース」と呼ばれます。
このような番号がふられていますが、いくつまであるのか知りませんし、今までのゲレンデと圧雪状態が違い軽いラッセルの始まりとなりました。





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本来、ここからは目指す乗鞍岳がバッチリ見えてテンション上がりまくりの場所らしいのですが・・・。





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息も絶え絶えに④を通過したあたりでようやく、目指す乗鞍岳の剣ヶ峰が見え始めました。





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せめてお天気だけでも回復してくれればなぁ・・・。
K嬢もうんざりしています(^^;





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⑥まで登ってきました。
どうやらここがツアー終了点、標高2400mのようです。

ここから先はトレースバッチリ、天気も良く最高の気分で目標に向かって進むだけのはずが・・・。
下手をすればルートロストしそうな雰囲気の中、リボンに添って歩きます。

雪は止み、蚕玉岳(右)と剣ヶ峰のガスが少しづづ取れ始めました。





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ふと右側を見ると槍、穂高連峰のガスが急速に抜け始めました!





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テンションは上がってきましたが、既に、かなりのスタミナを消費しました。
この後は肩の小屋を通過し、朝日岳・蚕玉岳・剣ヶ峰の順に進みます。





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K嬢もやっと笑顔。
しばらく(><)顔でしたからね(^^;





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いいぞ、いいぞ!
天気は間違いなく回復方向です(^^)
風もさほど強くなく問題ありません。





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後にわかったことですが、てっきりこれが肩の小屋なのかと思いましたが、ただのトイレでした(^^;

勘違いのまま、残り時間を計算します。
うん、まあ問題ないだろう。





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さあ行こう!





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お?何か構造物がありますな?
予備知識の無い私にはあれが何なのか全くわかりせんでした。





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どうやら本格的な雪山登山はここからの様です。
雪面がクラストし、場所によっては美しいシュカブラが見られるようになりました。





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天気は上々!






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少しK嬢と距離が開いたので、私は雷鳥を探します。
でも足跡しか見つけることが出来ませんでした。





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蚕玉岳方向に進みます。





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振り返ると先ほどの構造物が見えてきて、更にその下に小屋が見えました。
「あ、あれが肩の小屋なんだ」

ちなみに見えている丸い構造物は、乗鞍コロナ観測所でした。
国立天文台が設置していた天体観測所で、老朽化により2010年3月31日付で閉鎖されたとのことです。




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雲海に浮かぶのは白山かな?
いつか行ってみたいなぁ(^^)




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さて、先程からあまり景色が変わらない事にお気づきでしょうか?(笑)
この時点で時刻は15:00。
既に、剣ヶ峰に立っていなければならないギリギリの時間を迎えました。

残念ながら撤退です。




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せっかくここまで頑張ったのにごめんねK嬢。

ソロなら何が何でも登頂を選択する私ですが、パーティーでそれは駄目ですね。
今回は完全に計画段階からの失敗でした。
というより、ハイキング程度の登山という思い込みがあり、「計画」すらしていませんでした。
猛省です(T_T)




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それでも諦めきれずに何度も何度も振り返ります。





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K嬢よ、許しておくれ。
次回は夏で良いから畳平からの本物のハイキングに付き合ってください(T_T)





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いつの日か必ず登頂してやるぞ~!!
うおぉぉぉお。





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少し天気予報がずれましたが、素晴らしい景色が見られるようになりました。
木曽駒ヶ岳も頭を出しました(^^)




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K嬢の大好きな穂高方面も素晴らしい。
明日以降の山行に期待です(^^)




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でも、しつこい私は未練たっぷり・・・
夢に出てきそうな悔しさです(T_T)





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また来るからな~!!





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振り返り続ける私。
しつこい(笑)





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下山はシリセードであっと言う間・・・のはずが、雪が緩みほんの僅かしか行えませんでした。
気温があがり踏抜きが多発、これも想定外。




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次第にガスが強くなり、気温も-9℃まで下がります。
念のためヘッドライトを取り出し下山を続けます。





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ゲレンデに到着したのは18:05。
いや~暗くなる前に戻れて良かった(^^)

・・・と思ったら車が見当たりません。

地図を頼りに周辺をかなり歩きまわりましたが、記憶も曖昧で右往左往を繰り返します。
そして最初にお見せしたつまらないベストショットを確認しました。
「レストハウス やまぼうし」が写っています。





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そう、本来Dに降りるはずが「C」の「レストランのりくら」に降りていたのです(T_T)
ここから駐車場まで1kmの登り返し。
念のため取り出しておいたヘッデンが役にたってしまいました。




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無事に駐車場に戻ってこられたのは19:00。
軽いハイキングのつもりが結局19kmも歩いたロングハイクとなりました。

ほんと、登山は計画からはじまると言いますがその通りですね。
単純な遊び故に結果は正直です。
事故が起きなかったことだけが幸いでした。

今回はとても情けないレポとなりました。
皆さんもお気をつけ下さい(^^;




おしまい。

今回も最後までお読み頂きまして、大変ありがとうございました。


↓励みになりますので、よろしかったら『ぽち』っとお願い致します(^^)/


by yama-nobori | 2015-04-13 10:24 | 登山 2015 | Comments(2)
Commented by sugishoo at 2015-04-13 21:46
こんばんは、ゆたかさん
中部圏に出張して、シッペを喰いましたか。
此処いらは私どもの領域です、思い出の地域です。

それにしても、乗鞍のスキー場がそんなに早く営業終了とは思いませんでした。
Commented by yama-nobori at 2015-04-14 20:12
sugishooさん、こんばんはー!

いやー参りました(^^;
未知の領域、これからはちゃんと勉強してからでかけます。
そうそう、まだ終了させてしまうには勿体無い雪面でしたよ(^^)/ 昔はかなり滑られたようですねぇ!
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